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手作りミートソースでみんな満足/発酵調味料と野菜で


ソースを自家製で、ってたいそうな話に聞こえるけれど、作ってふりかえると、とてもシンプル。

トマト、挽肉、玉葱
刻んで調味料で煮込むだけ。

これで子どもや子どもみたいな舌の夫の要望に応えられるのなら、とてもパフォーマンスが良い。

休日のお昼は、手作りミートソース!


レシピ

※初めに謝っておきたいのが、発酵の食卓なもので、ちょっと変わったものをいつも使っているということ。

【赤酒】旨み,特に甘みが豊富な熊本の伝統酒。酒類には珍しいアルカリ性により肉や魚がふっくら仕上がる。
【赤酢】酒粕からできた酢。まろみのある酸味。

そんなのないよ、という場合は、
赤酒は酒かみりんで、赤酢はなにか酢で置き換えてもらえればよいと思います。

【野菜麹】(私の場合は) 玉葱、人参、セロリ
を、セロリ比較的多めで醸したもの。
塩麹で置き換え可。

▶︎牛豚粗挽き           200g,
 大蒜                    2片,
 オリーブオイル  大2,
 野菜麹                  50g,
 生姜すりおろし  3g,
  玉葱                     200g,
 舞茸       30g,
 トマト3玉             480g,
 赤酒       20g,
 赤酢                     6g,
 ローリエ


▷薄くオイル敷き挽肉炒め
 8割程で一旦取り出す
 オイルに大蒜香らせて
 微塵玉葱火力6 5分
 細かく切った野菜と麹
 ローリエと煮る20分
 生姜と赤酒赤酢を入れて
 4分煮たらソース完成
 それに合わせてパスタ麺
 1%塩で茹でる




3歳が楽しみにしてたみーとそーす、だったので
これ違う、と思われないよう、
ぐっとこらえて定番に。
セロリの量も控えめに。
赤ワインの感じが好きだけど
赤酒でこくっと甘く。
赤酢も甘みと、深みのようなものの為。
甘い方向ばかりだとつまらないので
気付かれない程の生姜と
セロリ多めの野菜麹でちょっとずらす。


前回はづくし柿で甘みを付けたけれど
あれ、そんな甘み要らなかった。
これだけでバランス良い。

くわしく

肉を取り出す
生来面倒くさがりなので、以前の私ならば同時に炒めていた。
こういう、工程の中でまとめられそうなところを見つけたらすかさずまとめていた。
また、ヘルシー視点で、
肉の脂で玉葱を炒めたら、脂カットできるじゃないかと思っていた。
それに肉エキスで炒める玉葱は美味しそう。

ここで取り出した理由は、
肉自体に旨みを留めておく為。
肉の旨みをソースに流出させ、肉は固い
というミートソースではなく、
肉自体も楽しめるソースにしたい。
粗挽き肉を選んでいるのもその為。

8割ほど炒めたら余熱で火が入るので、ボウルに移して待機。
そして最後に合わせて、肉があたたまる程度の4分煮る。


甘み
材料を見ると、以前の私なら、「え、甘さは?忘れてない?」と思っていた。
今回の甘さ要素は、
なんといってもまずは赤酒
みりんに近い、てりっとこくっとした甘さ。
ミートソースには、赤ワインを入れるレシピがよくある。その芳醇な感じが私は好きなのだけど、
お子さま(とお子様のような30代男性)仕様なので、赤酒をチョイス。

それから赤酢
酢で炒め物をするとよく分かるのだが、甘くなる。
他の酢に比べてまろみのある酸味の赤酢は、甘みの方を注ぎ込んでくれる。

それから麹。
塩麹はいつも、塩味+甘味 として使っている。きりっとした塩味でなくて、まろやかな。
だからきりっとしたのが欲しい時は塩を加える。
ここで使ったのは野菜麹。
コンソメ麹とよく言われるが、私の作っているものでは玉葱だけの「玉葱麹」のほうがコンソメ味。
〈玉葱、人参、セロリ〉の野菜麹のほうが、「香る、立体的」というイメージ。
このミートソースには、
甘い、甘い、という調味料チョイスに玉葱麹にしてしまうとまた甘い、
なので、野菜麹にしてちょっと風味を加えた、という感じ。



ごちそうさま

普段、必ず味噌汁や野菜を残す息子も今日のお昼は大満足。
一汁一菜を意識しなきゃと思ってる私もミートソースに野菜たっぷりだからいいよねと満足。なにより「〜残さない!」という言葉も言わずにお皿が空っぽになって心地良い。
黙ってる夫もきっと満足な、はず。

からあげ、オムライス、カレー
人気定番ランチの中では最も、手間のかからない料理なのではないだろうか。

良い休日のおうちランチ。

1歳も勝手にぱくぱく


おまけ

余ったソースの使い道


じゃがいもと、赤玉ねぎ (あったもの)
5mm程のスライスに
塩麹塗って200℃20分
その上にミートソースと、チーズを削り、
トースト5分

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