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いつかまた旅したい“台湾”

 

大の親日国・台湾

 日本にとって、とても大切な国・台湾が、現在、中国からの大きな軍事的脅威に晒されています。新聞各紙や様々なマスコミで、毎日、大きく報道されています。非常に、心配な事態です。かって安倍総理が、“台湾有事は日本の有事“と核心をついた発言をされていますが、我が国政府は、この事態を日本にとっても深刻な脅威と受け止めて、政治的にも軍事的にも、米国との連携の中で、勇敢に対処しなければならないでしょう。

 今日は、私が、かつて台湾を訪問した際に、肌で感じた等について少し触れたいと思います。遠い過去の歴史を紐解くと、日清戦争(1894.7.25-1895.4.17)で勝利した日本が清国から割譲されたのが台湾でした。その後、台湾は、日本の統治のもとで、日本とともに第二次大戦を戦い抜いた訳です。結果的には、日本が米国との戦いに敗北したことから、日本軍や日本人が台湾から引き上げることになった訳ですが、その際、台湾の方々は惜別の涙をもって見送ってくれたそうです。

 こうした台湾の皆様の心情は、台湾映画でも伺い知ることが出来ます。私が持っている台湾映画のDVDからご紹介すると、「KANO(カノ)~1931海の向こうの甲子園」、「海角七号~君思う、国境の南~」などが、時間を超えた台湾と日本の心の繋がりを想起させます。

 台湾は、かって日本の占領統治下にあった訳ですから、すべてがすべて、台湾の方々にとって良い思い出ばかりではないと思いますが、少なくとも、悪い思い出より良い思い出の方が遥かに多かった・・だからこそ、日本や日本人に対する愛着も強く、親日の情も深いのだと思います。
 
 私にとって一番印象が深く思い出されるのは、台湾北部の港町基隆の近郊にある九份(きゅうふん)です。九份の街並みは日本統治時代の面影を色濃くとどめており、当時の酒家(料理店)などの建物が多数残されています。日本では、「千と千尋の神隠し」のモデルになった町として知名度が高い街です。

 台湾に未だいった事がない皆様は、いつか、この国を訪れて下さい。私も、いつかまた、台湾を旅行してみたいと思います。