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責任感と使命

 何かの目的に向かって、突き動かされるような経験がありませんか。私は、人生の節目節目で、自分がやるしかないという強い責任感や使命(しめい)感に突き動かされることがありました。

 とにかく前に進まなければならない。それが出来なければ、今まで生きてきた過去も、これからの未来も、全てが頓挫してしまう、そんな危機感や恐怖感を伴うものだったような気がします。使(し)とは、他人を働かせる、用いる、使者等の意味があります。また、命(めい)には、言いつける、告げる、生きながらえる数、天からの命令等の意味となります。

 使命(しめい)とは、その意味を単純に見ると、与えられた任務ということになりますが、イメージを膨らませると、さしずめ、天からの命令を実現するための使者の役割でしょうか。人は、それぞれ生まれ持った役割や天命みたいなものを背負っているはずです。

 普段は、使命や天命などを意識することは殆どありませんが、もし、ある時、自分を突き動かす思いにとらわれる様な事があったなら、その時には、自分の使命や生きている意味などについて、改めて考える良い機会になるかも知れません。