今、時代は大きく変貌しつつある。それを踏み台に、企業も大きな変化を始めている。

　例えば、企業の評価基準は、数年前から言われているように、Ｅ（エコロジー、環境）、Ｓ（ソサイアティー、社会）、Ｇ（ガバナンス、企業統制）の３つを総合した新しい基準に、大きく転換し、いつの間にか、私達が知らない、あるいは、今まで存在しなかった新しい価値基準や価値観の中に、その身を置いている現実に気がつく事になる。

　次代（じだい）が、どんな姿に変わっていくのか。正直、戸惑いと困惑が大きすぎる。

　次（じ）には、二番目、順序、宿る等の意味。代（だい）は、代わりになる、歴史上の長い時間の区分等の意味をもつ。従って、次代（じだい）とは。単なる次の時代を意味するのではなく、“大変化の中の長い時間軸“を表す言葉だと感じます。さて、次代は、どんな時代となるのか。

　時代変化の荒波が、余りにも大きく、余りにも急激過ぎる。

　この急激すぎる変化の繰り返しを眺めていると、実は、私達、人間社会全体の価値観に、強烈な変化を及ぼしつつあることに注意しなければならないと感じています。現在の状況は、今までとは大きく異なる時代を迎えるための、大きな試練の時も知れません。