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『2023は仁王(の)兄さん』

 最近、noteを書いてなかったなと。ふと、気がついてnoteアプリを開いてみた。久しぶりに見るとnoteの世界にはなんだかふわふわした柔らかな雰囲気が漂っているような気がする。やっぱりnoteはいいな。

 もう今年も、あと一週間くらい。色々あった年だったなと今更振り返って思う。自分のことで言えば、受験が大きなイベントだった。今年とはいえ、あと数週後には一年前の出来事になるんだけど。ま、それで受験があって、合格して、上京して、一人暮らしを初めてと。これまでの人生で一番変化が大きかった一年。すごいな、たった一年でこんなに見える世界が広がるなんて。
 自分以外の社会、世界で言えばwbcとか森保ジャパンの快進撃とか。はたまた、ガザ侵攻とか最近の自民党問題とか。いろいろあった年。いろいろもない何も起こらない年なんてないんだけど。振り返るといろいろでまとめちゃう。
 
 一年を振り返っていると、何故か振り返りたくない黒い歴史が勝手にキックバックしてくる。(キックバックってこれで使い方あってるのかな?至る所で目にするから使いたくなっちゃた。たぶん違うんだろうな。)僕の黒歴史くんがwbcの決勝の記憶と同じ船に乗って帰ってきちゃう。
「『憧れるのをやめましょう』っていい言葉だよな~。どんなに相手が世界的に知名度があって億万長者でも戦うときにはそんなことは関係ない。自分たちの持ってる力をぶつけるだけなんだ。ってことだよな。大谷選手だからこそ言える言葉だな。······そういえば僕が高校の時部活の大会で、憧れるのをやめられなかったな。そうだった。そうだった。周りの選手達がのびのび自分のルーティーンをしてるのを見てビビっちゃてた。急に真顔で逆立ちする強そうな人にビビっちゃって何もできなかったな。·····それだけじゃなくて中学時代にも·········」
 みたいな。麗しい思い出たちが乗るキラキラ豪華客船に、全身黒ずくめファッションの腐臭プンプン歴史くんが勝手に乗船してくる。どんなに警備を固めようが、必ず出港後に船内の倉庫で見つかる。黒い歴史くん。 
 
 もう出てこないでくれよ。歴史くん。いま、年の瀬に出没するのは百歩譲って許せるけど、31日大晦日の晩。年越しそばをメガネ曇らせながらハフハフしてる。あの一年の集大成とも言える瞬間に出てこないでおくれよ。そんなことしたらいろいろあった2023がパアになるからな。2023の最後『仁王(の)兄さん』にはなりたくないからな。頼むよ。


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