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オープン社長報

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TimeTreeのCEO Fred(深川 泰斗)が会社やサービスについての考えをコラムにまとめてお届けします!
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プロダクト開発の根底に「人間観」があったほうがいい理由

TimeTree代表取締役の深川です。 このnoteは会社としての情報発信というよりも1個人としてTimeTreeという会社をやりながらこれまで悩んできたこと、反省したこと、気づいたことという観点で書いていきます。 先日、このようなポストをしたのですが、いろいろ反応いただけたので詳しく意図を書いてみようと思います。 僕はITプロダクトしか作ったことないですが、プロダクト開発は大変です。 リリースして終わりではなく、受け入れられるまでのチューニングやピボット、その後もフィー

スベるのも仕事。率先してスベるというリーダーシップ

TimeTree代表取締役の深川です。 このnoteは会社としての情報発信というよりも1個人としてTimeTreeという会社をやりながらこれまで悩んできたこと、反省したこと、気づいたことという観点で書いていきます。 前回小ネタでお笑いの「ボケとツッコミ」をイメージしながらチームを推進するということについて書きましたが今回はその続きで「スベることの大事さ」について書きます。 お笑い用語であるところの「スベる」はもともとは「滑る」に由来し、辞書によれば「冗談がうけないさま。ギャ

ボケとツッコミでチームを推進する

はじめにTimeTree代表取締役の深川です。 このnoteは会社としての情報発信というよりも1個人としてTimeTreeという会社をやりながらこれまで悩んできたこと、反省したこと、気づいたことという観点で書いていきます。 今回は小ネタです。今回はもうちょっと具体的な組織運営というか、チームやプロジェクトを進めるために意識していることについて書きます。 成果物と承認ではなく、ボケとツッコミでチームを推進するプロダクトの開発や会社の制度企画など、仕事のプロセスってどのように進

馴染みのレストランのようにアプリを運営する。長期的な成長のためにユーザーさんと関係を構築する意味。

はじめにTimeTree代表取締役の深川です。 このnoteは会社としての情報発信というよりも1個人としてTimeTreeという会社をやりながらこれまで悩んできたこと、反省したこと、気づいたことという観点で書いていきます。 前回はサービスをグロースさせるために「ユーザーの創造性」をどう信じてリソースとするかについて書きました。 今回も同じくサービス運営、グロースの話です。TimeTreeでは創業当初から社内で「馴染みのレストランのようなサービス開発運営をしよう」というコンセ

サービスは「ユーザーの創造性」によってグロースする

はじめにTimeTree代表取締役の深川です。 このnoteは会社としての情報発信というよりも1個人としてTimeTreeという会社をやりながらこれまで悩んできたこと、反省したこと、気づいたことという観点で書いていきます。 ありがたいことにTimeTreeは、全世界で4500万登録ユーザーという規模で利用者が広がっています。日本ではTVCMなどもしましたが、海外ではほとんどマーケティング費用もかけていません。 グロースのためにやったことはもちろんたくさんあるのですが、その中

理想の組織を目指して、「自由」と「フラット」に振り切ってみて気づいた誤算

TimeTree代表取締役の深川です。 前回は「なぜTimeTreeを作ったか?」のプロダクト編でした。前回のリンクこちら 今回は組織編です。どんな会社を目指したか?そのためにどんなことをしたか?やってみてどうだったのか?などを書いてみようと思います。 前回も書きましたが、会社としての情報発信というよりも1個人としてTimeTreeという会社をやりながらこれまで悩んできたこと、反省したこと、気づいたことという観点で書いていきます。 組織についてはもちろんうまくいったなと感じ

グローバル大賞の表彰を受けました

TimeTree代表取締役の深川です。 先日TimeTreeは「ニッポン新事業創出大賞 グローバル部門最優秀賞(経済産業大臣賞・JNB会長賞)」を受賞したのですが、10月19日にその表彰式に出席してきました。 イベントは表彰式とパネルディスカッションの2部形式になっていて、オンラインでも視聴可能だったのですが、今回はイベントを視聴されなかった方向けに当日の様子と、パネルディスカッションでご質問いただいた内容などについてレポートします。 グローバル大賞とはグローバル大賞は公

チーフ・オフィサー制を導入した理由 #オープン社長報

TimeTree代表の深川です。 2014年に株式会社TimeTreeを創業しました。TimeTreeには創業当初から最近までずっと、マネージャーや部長などいわゆる「上司」がいませんでした。これは僕のこだわりでもあります。 今日はリーダーシップや仕事の責任と役割について、僕の考え方をご紹介しながら最近導入した「チーフ・オフィサー制」の背景やねらいを紹介します! TimeTreeにはずっとマネージャーがいなかったマネージャーなどを置かなかった理由はとても簡単です。僕がTi

「なぜこのプロダクトを作ったか?」に初めから分かりやすさなんてない。プロダクトと同じく長年育て熟成させていくもの。

カレンダーシェアアプリTimeTreeを提供する株式会社TimeTreeの代表取締役 深川です。今年からnoteも書いていこうと思います。 noteでは、会社としての情報発信というよりも1個人としてTimeTreeという会社をやりながらこれまで悩んできたこと、反省したこと、気づいたことなどなどを書いていくつもりです。 なぜ、カレンダーシェアアプリを作ったのか。ストーリーは後付け?一回目は、なぜカレンダーシェアアプリTimeTreeというプロダクトを作ったのか?について