さとう

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自己紹介!

自分について淡々と語っていく。 さとう。名前の由来は響きがかわいいから。 まず、出身は東京。 土地柄なのか、幼い頃からオタクが好むようなサブカルチャーに触れてきた実感がある。 小学生時代は普通の没個性な陰キャラ。 中学は3年生の前半くらいまで皆勤だったが、ある日を境に全くといっていいほど行けなくなる。 この頃から不眠症とうつ病が発症してるっぽい。 当初受験予定だった私立高校は出席日数の関係で断念せざるを得なかった。 そして昼間定時制高校に進学。 校則は緩くて私服通学

    • あたし、いよわかもしれない

      Twitterのフォロワーに教えてもらったラーメン屋行きたいのに体が重すぎて行けてない。というか何よりもまず、胃の調子が悪いのです。沸騰した鍋くらいふつふつしてる。喉が炭酸攻めされたみたいにヒリついて、レモン汁逆流してるのかと思った。飲むのは好きだけど逆流は嫌だよね。 原因はまあ皆さんお察しの通りゴールデンウィークの爛れた食生活。マジで今考えると有り得ねえなオイ!という内容になってまして、3食ケーキ生活っていう生活をしていたんですが。少しイキってデカいホールケーキを買って1

      • 僕が夏を嫌う理由

        僕は、青さを瓶詰めにして海へ流した。 ぽっかりと穴が空いたような夏だった。 黒髪ツインテール、純白のワンピース ツインテールと麦わら帽子は相性が良くない。 そう言って微笑んだ少女は髪をおろす。 丁寧に編み込まれた手提げ鞄から桃色の香水を取り出して、半径80センチメートルに振りまく。 植物性の心地いい匂いが風に乗ってやってきて鼻をくすぐる。萎れた向日葵畑で向かい合って、見つめ合って、笑い合う。そんな夏への憧憬。 朝、窓を開けると武道館ライブのロックスター並にまくしたてる蝉の

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          僕が生まれて間もない頃に両親は離婚した。 月に1回のペースで会う機会が設けられた。 大抵は日比谷公園でぎこちない散歩をして、近場のイタリア料理店で味のしないマルゲリータピザを切り分けて頬張り、空虚と不快感を煮詰めたようなたわいない談笑をして、誕生月には父厳選の海外文学を貰った。途中、難しすぎて読めないということで図書カードに変更された。 当時の自分にとっては苦痛の時間だった。待ち合わせ場所までは母親が着いてきてくれるのだが、それから先は僕と父親が2人きりにさせられたからだ。

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        自己紹介!

          夢日記 2024/2/13

          数ヶ月前に見てなんとなく記録に残しておいたほうがいいなと思って、書きとめていたものです。 それは夜が明ける頃だった。 マイスリーが効かなくて、皇居から見てちょうど南に位置するホテルで景色を眺めていると、突如ビル街から煙が立ちのぼる。大きな火事だ。 隣の客室に宿泊していた同年代くらいでさっぱりとした短髪のAちゃんが扉を開けてやってきて笑いながら飄々と話す。普段見ない出来事に興奮しながらも平静を装っているようだった。 いやあ これはまったく酷いことになったね しかし焦るべか

          夢日記 2024/2/13

          みんな優しくあれよ

          乳白色の空。金曜の最後の授業は美術だった。 午前中は気が乗らなくて講義を休んでしまった。今週のうち丸一日授業を受けることができたのは月曜のみだ。変えようのない事実でとにかく憂鬱に染まりきった僕にも平等に、鳥のさえずりはささやかな祝福をもたらしてくれる。水分をたっぷりと含んだ空気が心臓の柔らかい部分を燻らす。 前髪が崩れた気がして手鏡を覗くと、小さな蜘蛛の卵のような何かが頬にできていたので思わず爪で潰してしまった。新調した桃色のネイルの先から粘り気のある中身が飛び出してあー

          みんな優しくあれよ

          今日も行けなかったよー

          僕の生活は全く綺麗なものではないのに、どうにか繕って見せたがる癖がある。言ってしまえば不登校の癖に自己愛が強いのだ。本当に自分が好きだ。弱くて情けない自分を隠し通して、穏便に済ませようという魂胆なのか。こんな不健康で病的な生活を送り哀切な状況に追い込まれてしまった自らをメタ的な視点で愛しているとはたいそうなことである。簡潔に例えると、もう1人の自分が演じる悲劇を後方腕組み面で鑑賞しているといったところか。 一方で厭世的な情がふつふつと沸き始め何がなんでもこの無様な肉体を切り

          今日も行けなかったよー

          2023年のアンコール

          続編を書きました。1話目はこちらから↓↓↓ 「あ、リオ!」 新宿東宝ビル横。 人々がたむろする広場の向こうには昨年の春に開業したばかりの東急歌舞伎町タワーが225mの高さを誇り、仰々しく屹立している。エンパイアー 俗にトー横と呼ばれるエリアに来ると、胸下まであるストレートヘアに鮮烈な桃色のインナーカラーを入れた女の子が僕の元に走ってきた。メロス そのかわいらしい雰囲気を纏う、同じ高校の同級生であるレナは、レフレムのオーバーサイズパーカーを羽織り、歌舞伎町のランドセルの

          2023年のアンコール

          君の歌を聴け

          その日の授業は午前までだった。 4限の美術を終えて、重苦しい青春に支配された校舎を出ると雨が降っていた。 新宿は、豪雨。傘は何処へやら。 今日が青く冷えてゆく東京。 有線イヤホンをつけ、愛すべき椎名林檎の群青日和を軽やかに口ずさみバス停で待った。 しばらくして、車道に降りしきる雨を掻き分けやって来たバスに乗り込んだ。モーセ。 生憎の悪天候で車内はとても混雑していた。 湿気で髪の乱れたOLさん。 私立の帽子を目深に被る小学生数人組。 乗客は様々である。 俯いて居眠りをす

          君の歌を聴け

          すずめの戸締まり5回見た

          今はどんなに悲しくてもね、すずめはこの先、ちゃんと大きくなるの。だから心配しないで。未来なんて怖くない。あなたはこれからも誰かを大好きになるし、あなたを大好きになってくれる誰かとも、たくさん出会う。今は真っ暗闇に思えるかもしれないけれど、いつか必ず朝が来る。朝が来て、また夜が来て、それを何度も繰り返して、あなたは光の中で大人になっていく。必ずそうなるの。それはちゃんと、決まっていることなの。 ───幼少期の鈴芽との邂逅シーンより引用 これエグすぎませんか・・・泣いちゃいま

          すずめの戸締まり5回見た

          妄想税とらないでー

          今夜も相変わらず眠れそうにないので文字を書き連ねることにした。 僕が目指している文章は何であろうか。 耽美で、どこか哀愁が漂い、そして諧謔的な面白みを含む巧緻な文章か。 自分だけにしか書けないものはなんだろう。 分からん、何が分からない?それも分からん! 流れに身を任せぼーっと手をこまねく。 まあ割と人生いいように運ぶんじゃねえかな笑 なんだ、また自惚れか。真夜中限定の肥大した自己肯定もいいところだ。いい加減現実味を帯びた思考になれ、自分にしかできないものなど存在するか

          妄想税とらないでー

          ふわふわ時間

          灰、どうも。相変わらず眠れません!! 部屋真っ暗で、スマホを灯りにしてる。 深夜2時なんですけど、まー明日土曜だしってことで!許そうか・・・ いやほんとさ、眠りにつく前のネットサーフィンってやめられないよなー。やめたくねえ 最近はね、オタク文化にハマってるんですよ。 カドショ巡りにブックオフ、アニメイト、メイドカフェ。あとなんかあるっけな うん、やっぱり趣味っていいなーと実感・・・ 西暦20XX年─── あるオタクは燦然とした煌めきを放っていた。 僕の、生きて

          ふわふわ時間

          憂鬱な午前七時前

          クワガタPのインタビュア。 初めて聴いたとき、巡音ルカの儚くて物憂げな声と日々のすれ違いに衝突して葛藤する歌詞に心を打たれた。 ボカロは、機械的で無機質な存在が厨二病気取った気障なセリフ吐いてるだけじゃないんだ。 巡音ルカの代表曲と言えばやっぱり 「 ルカルカ★ナイトフィーバー 」 テンション上がるよなー。3月の終わりに開催されたミクフェスのセトリに入ってたのね。 samfreeさんの偉大な功績に平伏して、もうこれでもかと言うほど思いっきりペンラを振り回しました。愛

          憂鬱な午前七時前