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わたしが桜を好きな理由

桜がすきです。

日本人のほとんどみんながそうかもしれないけど、御多分に洩れずわたしもだいすき。

桜がすきな理由ってきっと総じて「わくわくするから」一択だと思うのだけど、細かくしたらいくつくらい思いつけるかなって電車のなかでぼーっと考えてみたので良かったらお付き合いください。

1.日本中がちょっとだけ浮かれるから

桜前線なんて名前つけちゃって、開花まであと何日かだなんてニュースにするなんて完全に浮かれてる。咲いたら咲いたで「咲きましたー!!」だなんてあちこちから中継するのちょうおめでたい。楽しい。

2.お花見ができるから

1年間の中で一番好きな期間はクリスマス後から年末までの5日間だけど、一番好きな行事はお花見かもしれない。花を見に行くことを理由に誰かを誘うだなんて最高にきゅんとする。

みんなで昼間から集まってわいわいするのも、夕方くらいに素敵な人とぽやぽやするのも、夜にひとりでお散歩するのも全部だいすき。

3.誕生日が近いから

わたしの誕生日は4月の早々にやってくる。開花時期がちょっと遅ければ満開、早めに咲いたら散り際という絶妙な時期で、天気予報で開花の話が聞き始めるとああそろそろ歳をとるなあと思う。

昔は早すぎる誕生日がすきじゃなかったけど、最近は新年度の気合入れと誕生日の気合入れがいっぺんにできるからすき。ちなみにわたしが使ってる苗字は本名じゃないけど、それも春生まれだから「さくら」にした(安直)

4.秘密がありそうだから

「桜の樹の下には屍体が埋まってる」と言う言葉は聞いたことがある人も多いと思うけど(元ネタは『檸檬』とかで有名な梶井基次郎の短編小説から)初めて聞いたときにはぞくぞくした。夜桜を見たときにぼやあと光って見えるあの薄いピンクさはすごく…ありえる…って思う。

妖しさ満点。咲いたと思ったら、あっという間に散ってしまうその儚さ。ぎゅって力を入れたらちぎれてしまいそうな繊細さ。ミステリ、ファンタジー好きにはたまらないモチーフだと思う。

5.神秘的なのに庶民的だから

神秘的なのに、花びらも葉っぱも塩漬けにできるし、さくら味の食べ物とかこの時期めちゃ出るのちょっと矛盾してていいなあと思う。

桜を食べたことって多分ないけど、あの鼻に抜けるふわりとした甘い香りが大好きでもれなく毎年桜スイーツ食べちゃう。ほんとは塩漬けもやりたい。

今年の東京の開花は21日ごろ。

咲きかけも満開も散り際も全部すきだからどうか強い風が吹きませんように、と願ってしまう。

今年はカメラを手にしてから初めて迎える春。

たくさんたくさんお散歩をしよう。

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