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秋のころ・古いスケッチブックから・猫の寝床

秋のころ
油彩 22×27㎝(F4)
2023

久しぶりに油絵具を使った。というか描いてみようという気になった。
流石に感触が新鮮だったので新鮮なうちに手を止めた。

茶色いのは球根。
昔のスケッチブックをめくっていたら偶然、球根の絵が出てきた。


球根
チャコール 44×36㎝
2004

自分で描いといてなんだがこれはなんの球根だろう・・・よく覚えてないけどチューリップかな。
描いているものが本当に変わってない。

別のスケッチブックからは先代猫、ちもの絵が。

白猫
鉛筆 20×23㎝
2010

ちもは飼い始めた時すでに母猫だった。子猫ごと拾ってきたのだ。
ついつい可愛い子猫の方に気が行って、ちもはあまり可愛がってなかったかもしれない。野良っけもあってしばらくは微妙に距離感があった。

でも結局最後まで生き残ったのはちもだった。親子とはいえ1、2年しか違わないのだからそういうこともあるのだろう。
ちもだけになって最後の半年くらいは年取ってボケてきた姑の世話をする嫁みたいな感じだったけど、ちもだけとの日々を過ごせたことは帳尻が合ったようで良かった。


で、も〜いい!と思っていたけれど数年後半ば友人に押し付けられるようにこの子がやってきた。

先日専用に設えた箱は毎日使ってくれてる。大体良かれと思って作ったものに限って人の心猫知らずですぐ飽きたりするものだけど、これは気に入ってるようで良かった。

実はこれを作った頃にちょうどテレビで郷土産業の猫ちぐら(わらで編んだかまくら型の猫の寝床)が紹介されていた。職人さんが時間をかけて編み上げた立派なものは数万円はする。ダンボールの空き箱に紙貼って喜んでるうちらとの落差に笑えた。

でもそう、その猫を思って奮発したものがなぜか気に入ってくれないという確率が結構高いというのは猫のベテランなら知っている。
その猫ちぐらを見ながら、買ったけど入らなかった場合の使い道について買いもしないのに考えていた。お部屋のインテリアとしても素敵なものだけど・・・。

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