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優先順位

はじめに

前回記事「時代の流れ」

の流れを汲み、今度は世界規模の短文プラットフォームTwitter(X)についてひとこと。
世界的に利用者数が圧倒的に多いがゆえ、全般的にあらゆる面でフォローが追いついていない点が浮き彫りに。

メリット

速報性の高さが売りで、たとえば、災害時や電車の遅延時にみんなで情報共有ができる点が魅力。
また、試合の途中経過や、スターによる楽屋の裏側や終演直後の様子の発信が瞬時にして味わえるなど、推し活に必要不可欠なツールといえよう。
実際、著者もTwitter(X)を通じ、推しの元気な様子にいつも勇気づけられている。

デメリット

しかしながら、世界的にユーザーの利用マナーが非常に悪く、相手の気持ちを考えない不用意かつ攻撃的な誹謗中傷発言の投稿や、デマの流布無差別的なスパム投稿など枚挙にいとまがない。
残念ながら、メリットよりもデメリットのほうが上回っている。現に、一般人のみならず、複数の著名人やスポーツ選手が誹謗中傷被害を受け、刑事事件に発展しているケースが多発している。

よくあるデメリット事例

誹謗中傷

たとえば、あるユーザーAさんが、誰がどう見ても正当な発言を投稿した場合。
Aさんの意向により返信を受け付けていないこの投稿に対し、キーワード検索でたまたま見つけた別のユーザーBが相手のプロフィールを確認せず、投稿に対する異論ではなく、Aさんに対する誹謗中傷を添えて引用という形で投稿。
Aさんはあくまでいち個人としての見解を述べただけなのに、Bは口汚い言葉を用いて投稿。Bによる投稿は自由闊達な意見ではなく、ただの自己中心的な誹謗中傷にしか過ぎない。Bはきっと、「世界は自分中心に回っている」や、「俺の主張は、世界中すべてのユーザーを代表する見解で間違いないんだぞ!」「気に入らない発言は消させるように仕向けるぞ!」などと独りよがりな思考の持ち主だと思われる。たとえば、Bによる返信を見かけたCさんがBに直接注意すれば「お前もブーメラン」「老害」「◯◯(Cさんの属性)のくせに」などと自分を正当化して開き直る傾向が強い。
人からの正当な注意を「誹謗中傷」「ブーメラン」などと片付けるような人間はきっと、親や教師や先輩や上司に叱られ慣れ(虐待やハラスメントの範疇に属さない、正当な指導や注意)していないと思われる。
Bは、Aさんが根負けして発言を消してくれることを願うより、気に入らない発言は黙ってスルーやブロックすればそれで済むだけのこと。なぜ、わざわざ引用投稿で攻撃的な言葉を吐くのだろうか…。
どこのプラットフォームにも介在する、平気で誹謗中傷投稿をする人間の大半は、
・プロフィール欄が未完成(顔写真やヘッダー画像なし・あっても権利に引っかかる画像。プロフィール文は未入力か、意味不明な内容)
・自分自身の言葉による投稿やフォロワー数がかなり少ないかゼロ。
このようなケースが多い。
このような人間にこそ、「みんなのネチケット教室」を読んでもらいたい。

デマ

警察や所属事務所などの大本営発表ではない、根拠のない情報の投稿や拡散により、売り上げ低下や契約解除などの風評被害を受けた企業や芸能人が多発している。
たとえば、最初の投稿者が事前に確認しないまま、ある刑事事件の加害者が所属していた企業と同名の別企業に対する嫌がらせを投稿。しかし、この投稿は思わぬ形でたちまち拡散されてしまい、同名の別企業への嫌がらせ電話が殺到し、数日間にわたり通常業務が遂行できなくなってしまった。
このような投稿は偽計業務妨害罪に問われるので、絶対にやめるべき。

なりすましアカウント・スパム

「推し活を楽しもう 上」

で述べたとおり、著名人や音楽フェス運営になりすましたアカウントや、架空の人間になりすましたスパムアカウントが不特定多数のユーザーを無差別的にフォロー。そんな事例が後を絶たない。いくらブロックしても、いたちごっこのように次から次へとフォローやいいねしてくるので、画像認証を導入するなどの対策を!

有害情報

「有害情報、ダメ、ゼッタイ!」

で取り上げているような有害情報がやたらと目につく。スパム投稿同様、いくら通報が寄せられても放置されたままだったり、いたちごっこのように予備アカウントで次から次へと投稿してくる始末。
運営は、きちんと対処すべき。

改善策

最近は、同業他社による同種のプラットフォームThreads(スレッズ)がスタートしたものの、やはり使い勝手はTwitter(X)が圧倒的に勝る。
運営は、ブロック機能をいずれ廃止にすると発表しているが、大切なのはそこじゃないぞ!

・返信同様に、引用投稿できる人間の範囲を投稿者自身で設定できる機能(投稿者側で返信を受け付けない設定をかけても、陰湿な陰口的な引用投稿が来てしまうので。引用投稿そのものを受けたくない人が多いのも事実)
いいねやフォローへの文字認証を導入(業者による無差別スパムフォローや、営業的な自動いいね防止の意味合いで。いいね時やフォロー時に画像認証してもらう設定をユーザー自身で設定できるようになって欲しい)
・一時期、無作為的に抽出した一部のユーザーを対象に試験的に導入されていた「そうは思わない」など反対意見的な「いいね」ボタン(💔👎、↓など)の設置
有害情報・誹謗中傷投稿・スパム投稿への取り組みの更なる強化(違法薬物の売買など、法に触れる内容の投稿が放置されていることがいまだに多い)
これらの施策を最優先にする必要が強い。
世界中のユーザーがルールやマナーを守って快適かつ安全に利用できるための施策の優先順位が間違っている。そう感じた今回の発表。

【著者プロフィール】

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