見出し画像

伊豆箱根鉄道、電力ロスがない超電導送電システムの世界初、営業線運用検証開始 鉄道総合技術研究所

世界初の実証検証を通じて、伊豆箱根鉄道における超電導送電システムの導入が始まりました。この先進的な取り組みは、鉄道総合技術研究所の研究開発成果を基に展開され、電力の損失をなくすことで鉄道運営に革新をもたらすものです。

このシステムは、超電導現象を利用した送電システムにより、従来の課題であった送電時の損失や電圧降下を解決します。伊豆箱根鉄道では、特殊な素材のケーブルを冷やし、電気抵抗をゼロにする仕組みを採用しました。これにより、営業線での電力供給において、効率的で持続可能な運用が可能になります。

営業線運用検証は、大仁駅構内にて行われ、期間は2024年3月13日から年度末までを予定しています。この間、毎日数百本に及ぶ営業列車に対して電力を供給し、システムの信頼性と適用性を検証します。また、この研究は国土交通省の支援の下で行われており、今後の実用化に向けた重要な一歩となるでしょう。

この革新的な技術は、鉄道運営におけるコスト削減や省エネルギー化を促進するだけでなく、変電所の数を削減することで土地利用の最適化にも貢献します。これにより、鉄道事業者にとっても利益性の高い取り組みとなり、今後の導入が期待されます。

鉄道総合技術研究所と伊豆箱根鉄道の協力により、超電導き電システムが鉄道運営の未来に新たな展望を開くことでしょう。

詳細内容は、鉄道総合技術研究所が提供する元記事を参照してください。

【引用元】

https://www.rtri.or.jp/press/d2sij10000000akg-att/20240313_001.pdf

【読み上げ】
VOICEVOX 四国めたん/No.7

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?