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気づかなかった怒りの感情




(※この記事は怒りの感情との向き合いを書いています。少しでも心にご負担を感じられる場合、読むのをお辞めになってください。)


この週末の、気になった学びの場への参加は、冷静に考えて、今回は辞める事に決め、その後気持ちは無理なく落ち着いていましたので、学びたいと関心を持った事の関連書籍を購入して、読み始めました。まずは、出来る事、小さな1歩から、と思いました。


最近、1つの自分の感情と向き合い、気づきや学びがあり、それを越えると、しばらくして、次の感情がやってくる、という事を経験していました。
まるで、1つ課題を終えたら、はい次はこれだよ、
それを終えたら、また、はいじゃあ次はこれね、と言うかのように、私の進み具合に合わせて、順番に、向き合い、乗り越える感情が現れる...そう感じていました。
なので、今回も、いつも通りに過ごして、静かに、次はなんの感情と向き合うのだろう...と思う自分がいました。


3度目ですが、土曜日の朝、短い夢を見ました。
夢で、私が父親に向かって怒っていました。でも次の瞬間、夢の中の私が、その場面を見ている私に向かって怒って来たんです。
突然の自分からの怒りと攻撃で目が覚めました。喉に違和感を感じました。
目が覚めたので、自分に向けられた怒りと攻撃は瞬間的な物でした。
でもその瞬間に、あ、私は、まだ怒っている!とショックを受けました。私の内側は、まだ変わっていない、怒ったままだ、まだまだ強く強く怒っている、と、感じました。動揺していました。
どうしよう、どうしたらいいだろう...そう思いましたが、私が怒っているんだから、私がなだめるしかない、と思い、私は横になったまま、自分で自分に寄り添い、実際に声を掛けてなだめました。
内側の私は、この私が、心の底から本当にこの怒りをわかっているのか?!本当はわかっていないでしょ!?と言うかのように、怒っていました。
わかったと思っても、どうせすぐにまたその気持ちを忘れて、私の事なんか忘れて、また大事にしないんでしょ?!と疑っているように伝わってきました。
内側の私から、この私へ向けて、強い怒りと不信感を感じました。


激しい怒りを向けられて、また怖くも感じました。
でも、今またその怖さから目を背けたらいけないと思いました。今回こそ、自分がその怒っている自分をちゃんと見て、受け止めて、受け入れなければいけないと思いました。
内側の自分はまだまだ怒っている、それを、怒って怒って私に思い切り訴えて伝えて来ている、それを私が本当にちゃんとわからなければ、と思いました。
私の中の未消化になっていた怒りの感情を、ほかの誰が感じるのかと、感じる事が出来るのは私しかいないと思いました。
今、自分が内側から発して来ている、怒っている気持ちを、ここで押さえつけたらいけないと思いました。
全部、受け止めようと思いました。

気持ちを落ち着けて、自分に話しかけました。

ごめんね...

怒りたいよね、怒りたいよね...

怒っていいよ...怒っていいからね

我慢していたんだもんね

ずっと...ずっと我慢してたよね...苦しかったよね

...苦しかったね

...痛かったよね...ほんと痛かったよね...

辛かったよね...いやだったよね...

ずっと我慢してたよね...本当にごめんね...

叩かれたくなかったね...叩かれたくなかった

怒っていい...怒っていいからね...

全部そのまま、気持ちを出していいからね...

怒っていいから...

怒っていいから...気持ちを出してね...

自分で自分にそう言って、横になったまま、
怒りが出て来るなら感じようと思いました。
自分で自分をさすって寄り添って時を過ごしました。

落ち着く気がして、自分の手のひらを胸に当てて、体温を感じてゆっくり呼吸をして過ごしました。
しばらくして、内側の怒りのエネルギーは落ち着きました。

そこで、先日見た夢の、私が母親へ向かって怒っていた事が、きっとそのままこの私へ向けての強い怒りでもあったんだ...と思いました。
夢の中で、私が母親に向かって言っていた、「自分の中の未消化の感情と向き合ってよ!」との言葉は、私が私に言っていたんだ、と思いました。


ずっと自分の中にあったのに、今まで気づく事がなかった、抑えていた強い怒りの感情でした。
幼少期の頃から、心の奥底に抑え込んでいたもの、深く眠らせていた感情だったと感じました。
小さい頃の、体罰を受けて嫌だと泣いていた感情、感じていたのに、どうする事も出来ずに、その時、自分も大人の誰1人も、守る事も、助ける事も出来なかった事への怒り。
叩かれ続けて、そのうち強い怒りを感じたはずなのに、その怒りの感情を、外へ表現する、主張する事が出来なかった事。
誰にも伝えられずに、消化出来ずに、自分の心の中にしまい込み、その後なかった事にしてしまい、ずっと、蓋をして見ないようにしていた事。私自身が、向き合う事からずっと逃げていた事への怒り。
それらの事への怒りが合わさった、怒りの感情だと思いました。
この気持ちが、この未消化の強い怒りの感情が、この私に、ちゃんと向き合ってよ!!と言っていたんだと思いました。
心の奥底からのその叫びを、私は今、本当にきちんと、本気で聴いて、真摯に寄り添っていかなくてはいけないと思いました。


私の中にある、強い怒りの感情、それがすべて、全部出し切れたかどうか、今の私にはわからない感覚です。
長い長い時間、抑え込み、なかった事にして、見て来なかった蓄積された怒りの感情です。そう簡単には消えてなくならないのでは、と感じています。
そして、今まで、自分の身体を酷使して、自分の心、感情をいつも抑えたり無視をして、大事にして来なかった私は、内側の私から不信感を向けられ、それもまだまだ拭えていないと感じています。
本当に反省して、本気で自分の事を考えて、身体と心、感情を大事にしていかなければと、思っている今です。

今、自分にとって、大変ながらも、丁寧に越えていかないといけない時間だと感じています。
意識して、自然に触れたり、生花を生けて安らいだり、ゆっくり好きな音楽を聴いて、自分を癒すようにと思っています。今、生きて、目の前の事に感謝して、自分を愛する練習中、だと思っています。



お読み頂き、ありがとうございました。




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