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すごく大変だったけど、とても楽しかった話

こんにちは!渡辺(@tips0926)です。

 気づけばもう3月、2020年度も終わりということで簡単に振り返ってみようと思いました。
 昨年6月に株式会社ディー・エヌ・エーを退職して株式会社ハリズリーに転職。今はグループ会社の株式会社ドリームフィールズで人事をしています。

 転職してからの日々は、それはもうワクワクの連続で楽しくて仕方ないのですが、でも順風満帆、ハイパフォーマンス、いぇい!みたいなことでは全くなくて、むしろ出来ないことをどう乗り越えていくのか、そんなことばかり。周りの力を借りたり、夜な夜な一人で調べ物をしたり考え込んだりしながら、ようやく「答え」めいたものを探し出して、どうすればそれが「正解」になるのかだけを意識してきました。なかなか落ち着いて振り返る時間もなかったので、ちょっとだけお付き合いいただけると嬉しいです。

ディー・エヌ・エーを退職

 1度目の緊急事態宣言中の4月、僕は退職交渉の真っ只中にいました。ディー・エヌ・エーは、もともとリモートワークができる環境ではあったけれど、組織全体で一斉にとなるとコミュニケーションをどう図っていくのか、新卒をどう受け入れるのか、そもそも事業は???などなど課題は山積み。そんな中での退職交渉ですから、決めたこととはいえさすがに申し訳ないなと思っていたんですが、それでも上司や同僚、お世話になった方々、そして南場さんも、本当に気持ちよく新しいチャレンジを応援してくれました。オンラインで退職挨拶をしたのですが、zoomのコメント欄に「お疲れ様!」とか「ありがとう!」とか、そんな言葉がたくさん流れていたことは、多分ずっと忘れないと思います。

そして、こんなツイートをしました。

 自分の仕事は自分が思っているよりもずっと、誰かの役に立てていたのかもしれないなと。僕の顔を見て安心してくれる人や、何かあったら僕に相談しようと思ってくれている人や、もしかしたら僕がいたから頑張れた人もいたのかもしれないなと。退職した日の夜にオンラインでの送別会で、涙ながらに見送ってくれた仲間を見てそんなことを思いました。嬉しかったです。

ドリームフィールズでのこれまで

 株式会社ドリームフィールズは、BIZOUXというジュエリーブランドとAETHERというバッグブランドを持つD2Cブランド。それぞれが自社ECサイトと店舗を持っていて、誰かの日々を彩る商品を届けたいと日々奮闘しています。社員数は約70名、人事部門は僕を含めて3人です。ディー・エヌ・エーという何千人という規模からやってきた自分がどんな道を辿ったのか、思いつくまま書き殴ってみます。

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1. 分からない
 いきなりですが(笑)分からないことが多すぎます。3人で人事部門をカバーする必要があり、しかも総務も兼任。採用、労務、給与、教育、制度などのいわゆる人事全般に加えて、ファシリティ管理、契約書管理、保険、社内の飲み物の発注からネットワーク繋がりません問題まで、とにかくカバー範囲が広い。マジで分からないことが多い!!!
 そんな中で最初の大きな仕事は人事制度の策定。まだ顔と名前が一致しないような状態の中で果てしなく高い壁が立ちはだかっているように感じましたが、でもそんな感じで暇を与えられず、次から次へと課題が見つけて改善していく仕事は楽しかったし、分からないことが分かるようになっていく過程は面白いし、とにかく未来を考えることや事業と組織への解像度が日に日に高まっていくことを実感できるのは最高でした。
(この時に気をつけていたのは、ハマりすぎないようちゃんと睡眠をとることでした。)

2. むずかしい
 採用が難しいのです。お前ずっと採用畑だろう!という声が聞こえてきそうですが(笑)本当に難しい。。俗に言う「会社の看板に守られていた」ことをはっきりと認識しました。だけど、目の前では熱量高くめっちゃ優秀な人が、素敵な商品を作って販売をしている。じゃあこのギャップを埋めるにはどうすればいいのかと考えてて、とにかくエージェントさんに連絡して話を聞いてもらったり、毎週mtgしてスカウトを工夫したり、媒体のテイストを変えたり、とにかく必死で改善をスピーディにやってきました。採用に飛び道具はないと思っているので、本当に出会いたい一人に届くように何をすればいいのか、今も地道にやっています。

3. 嬉しい
 
入社してから、時間をかけて全員と面談をしました。期待値を上げるだけだからと推奨しない声も聞いたりしましたが「期待されてなんぼでしょ」と全力で全員と話しました。とてもよかったです。もちろんみんなの期待値は上がったと思います、上げにいったので。ただ、それは社員が会社に期待していることを僕という人事が代理で聞いているということなんですよね。だから、その声を聞くということは会社にとって重要で、仮にその解決をするのが僕じゃなかったとしても、その声を適切な部署や人の届けるだけでも十分意味はあることですし、なにより意見を言ってくれるというのは、まだ諦めていないということの証だから、そうした期待に応えていくことにこそ価値があるんだと思っています。

4. 変わらない
 どんな会社にいても変わらないこと、それは局面においては「人対人」だということ。役割や年次にかかわらず、何かしらの課題や悩みはあるし、そして「もっとこうしたらいいのにな」というアイデアも同時に持ち合わせています。自分の役割としては、耳を傾けることを大切にしつつも、声をあげられる「環境」を作ることで、上長にさくっと相談できたり、なんか根拠はないんだけど違和感があるんだよな〜みたいなことを気軽に言えるような雰囲気だったり、そうした「言ってもいいんだ」の空気感を醸成すること。それはきっと、社員数が2名でも1万人でも変わらない真理なんだと思うから、これからも貪欲に追求していくつもりです。

5. これから
 ドリームフィールズは、さらに拡大を続けます。
 2019年に老舗の皮革ブランドである「土屋鞄製造所」と同じ「ハリズリーグループ」の傘下に入ったこともあって、その成長スピードが加速度的に上がっています。これからも、商品とともにブランドが大切にしている価値観ををみなさまに届けるべく頑張っていきたいと思いますし、それを支える組織づくりを楽しんでいきたいと思います。


 ここまで書いて、そしてこの1年を振り返ってみて、人生で一番濃密で充実した時間を過ごせているなと実感しています。世の中はコロナの真っ只中で混乱や不安が渦巻く未曾有の事態になっていますし、少なからず自分も影響を受けているのですが、そんな中でもこのような仕事ができていることにとても感謝をしていますし、こんな世の中だからこそ、一人でも多くの人の生活がより素敵なものになるよう、わたしたちのブランドを通して何かあたたかいものをお届けできたらと思っています。

 最後に、これからのドリームフィールズを一緒に盛り上げてくれる人事を募集します!(宣伝かい!と思わないでください 笑)
 このフェーズで仕事ができることは、大きな裁量と責任をセットでお渡しできるということなので、これからの企業で幅広く経験してみたい方や、アドベンチャーのように仕事を楽しみたい方、そしてブランドビジネスに関わることで、商品だけではなくそこに込めた「想い」を世の中に届けていく、そんな仕事をしたい方にはぴったりだと思います!

 ご興味ある方は、こちらもご覧いただければ幸いです。
twitterのDMも開放しているので、問い合わせも歓迎です。

それでは、また!

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