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YMS イギリス 病院(GP)に行ってみたで!

イギリスに住み早6ヶ月。
常用している低用量ピル(Contraceptive pills / Birth control pills)が切れそうだったので、今さらながらGPに行ってきました◎

この記事を読んでいる方は既にご存知かと思いますが、イギリスはGP(General Practitioner/かかりつけ医)制度を取っており、最寄りのGPに登録するとそこで診察が受けられます。
というわけで、GP行きたいと思った時から薬を受け取るまでの流れをメモ程度にシェアしたいと思います。

①患者登録

GPに患者さんとして登録してもらう必要があるので、まずは病院の窓口に行きました。

登録の際は、身分証明書(パスポートやBRP)と住所証明書(Bank Statementなど)が必要なのでお忘れなく!
(私の登録したところでは、住所証明書はPDFでスマホの画面を見せるだけで大丈夫でした。)

窓口で登録フォームと問診票を受け取り、記入していきます。
登録フォームは以下サイトからダウンロードできるので、自宅で印刷・記入して持参することもできます。
(医療系の英語や英語そのものに慣れていない方にはこちらの方法がオススメ!)

もし基礎疾患ある方は、ご自身の病状を説明できるように事前に英語を調べておくとよいと思います。
あと、もし英語力に不安のある方は、誰かに付き添ってもらうのもOKですし、NHSから無料の通訳サービスも提供しているので検討してみてください。

【ポイント】
★元気なうちに直接窓口に行って登録しておく
 電話やメールなどでできるところもあります。でも電話がつながらなかったりメールが返ってこなかったりするので、直接窓口に行く方がその場で事が進むので話が早いです。
忙しい時間帯を避ける
 病院も人が運営しているので、忙しい時間帯は避けるが吉です。忙しいと自分の順番が回ってくるまで待たないといけないし、窓口のスタッフさんもカリカリしてます。私はだいたい午前診療の終わり1時間前くらいに行きました。
★自分の使用している薬や病状は明確に把握しておく
常用している薬があれば、
「製薬会社名」、「薬品名」、「有効成分の含有量」、「服用頻度」、「これまでの服用期間」
の5つは事前に整理しておくとよいと思いました。

問診票の内容について、窓口のスタッフと会話して口頭での確認が行われたら、次は診察の予約です。

②診察予約

私の行ったところでは、まず診察の前に看護師さんのヘルスチェックを行うことになっていました。
最初に窓口の人から、ヘルスチェックは当日8時〜14時までの間に電話して空いてるとこで当日に来てほしいと言われました。
働いてるから難しい、常用しているピルがあってその処方箋がほしいだけなんです、と伝えると、ヘルスチェックとGPの診察を同じ日で取ってくれました。
そしてほしい薬がピルだったので尿検査の容器を渡されました。(※ここで家に忘れてくるフラグが立つ)

③ヘルスチェック

予約の日の前日、SMSでリマインダが来ました。予約の時は確かに9:25と言われたはずでしたが、リマインダには9:40と違う時刻が。笑
まあ早く行って待てばいいか、と思って9:25に到着して窓口のお姉さんにアポイントメントがあるねんと声を掛けると、座ってて~と。
するとものの3分くらいで呼び出されました。

診察室に入ると、問診票をベースに看護師さんから口頭で質問を受け、血圧、身長、体重を測って終わりでした。
印象的だったのが、病気に関連したことだけでなく、普段の健康状態もチェックしてくれたことです。
私の場合は、飲酒量を聞かれて1週間に2-3パイントと応えたら、パイント?そんなに(背が)ちっちゃいのに?!と驚かれたり、あと特徴的だったのは、フラットシェアに住んでるというと、フラットメイトとはうまくいってる?とか、そういうことも聞いてくれるところがフレンドリーですきでした。

あと私は家族の病歴から"Cervical smear test " の受診を勧められました。ガンの原因となるヒトパピローマウイルスの特定の型に感染していないかどうか調べるための子宮頸部の細胞診で、イギリスでは3年おき(25歳、28歳、31歳…)のスパンで実施するものだそう。
詳しくはこちら↓

④診察

診察室に入って挨拶するなり、もう少しで誕生日なのね〜!何か予定はあるの??というスモールトークから始まりました。(好き)
そしてヘルスチェックで何を聞かれたか、何をしたかを一緒に確認していったあと、ピルを使っている間のことについて(不正出血は無いか、目の前がチカチカしたりなどないか)を聞かれました。
また、ピルが血栓症(Blood clot)のリスクを高めることから、家族の病歴にstroke(脳卒中)があるかどうかも確認されました。
この問診を以て処方箋を出すことになるので、正確に答える必要があります。

ちなみに今回私が処方してもらったのは、Logynon(ロガイノン)というピ
ルです。

Logynon (21 tablets)

以前日本で飲んでいた「アンジュ」と似た3相性のものがよかったので、事前に家族に相談してLogynonを見つけてもらっていました。
おかげで今回はスムーズに処方してもらえました。

診察が終わったら帰るだけです。
ただ私は尿検査を忘れていたのでw(無事フラグ回収)それだけ済ませて帰りました。

⑤薬の受け取り

お薬は好きな薬局を指定して受け取ることができます。
私は仕事帰りにピックアップしたかったので、職場の最寄りのBootsにしました。
NHSのアプリで処方箋が出ていることを確認し、その日の夕方仕事終わりに無事受け取ることができました。
何も言わなかったけど、1年分(3シート×4箱)処方してくれていました。

最後に

実はGPに行く前にSuperDrugのOnline Doctorでピルを3か月分買っていました。(それでも3か月分しめて£6.2とか)
仕事を始めたばかりで動きが取りづらかったり、何かと億劫で、GP登録に動き出せなかったんです。
でもイギリス在住の先輩である友人に、「無料だしNHSの方がいいよー」と言ってくれて今回行ったのですが、ほんまに無料やしこっちのが便利!!

そしてそれ以上に、日本で、一刻も早く金銭的にも手段的にもピルにアクセスしやすくなってほしいと心の底から思ったのでした。



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