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香港に向かっています✈️
着いたらオープン2日前のつかんとへ。それが終わったら、TIRPSEに向かう。
気温30℃ /湿度90%くらいなんで、汗でベチャベチャになってこようと思います。

さてさて、数寄(すき)
お茶の世界にある言葉なのだけど
「数を寄せる」という意味で、一つ一つは足りてないけども、それが集まった時に「美」になる。という言葉。

「好き」の語源とも言われているわけで「好き」という言葉?感情?も、いろんな要素が集まって発動するって事なんすかね。

合わせて「侘び寂び」って言葉。
侘びるほどのモノ・コト
寂びるほどのモノ・コト
完璧では無いことで、そこには余白が生まれるんですよ

その余白を、自分で考えて埋めていく。そのために用意されたもの。
人間たちの思考をすり合わせるゲームみたいな要素すらある。

何にも調べられないwifiもない飛行機で書いてると思うと、意外と詳しいですよね🙃

私のインスタグラムの本アカウント「千利休」こと @rikyusen 📷
家の本棚には千利休関連の本(千利休が残した書物は無いとされている)が並んでいて、本当に好きだったりするんで
けっこうこの言葉たちはよく登場します。

神社・仏閣や歴史が昔から好きなので、あんまり抵抗なく知識をいれることが楽しかったけど
そんな頃に、勉強を加速させることがあって。
2015年?だったかな広島県・尾道の浄土寺という場所で「DINING OUT」というイベントを仕切らせてもらい

最初に現場を視察した時、浄土寺の住職からお話をいただいた。

お寺でする食事は修行であり、境内で血が流れてはいけない。
殺生を感じさせない。殺生のあるものは、見えないように加工をする。
それは、お寺で食事をさせて頂くということへの配慮。

茶懐石風のお食事をいただく空間であること。
グルメを目指すのではなく、その土地を共にいただくという感謝を感じる。
感謝→謝るを感じる。
殺生をして人間が生き続けることを「申し訳なく、ありがとうございます」と感じる。
そして、ひとつぶも残さない。残飯は出さない。それが、浄土寺が協力する意味と配慮と。

こんなお話を聞いたら、何を参考にしよう?ってなる。

茶会席の勉強をしたり、自分でも茶席に参加したり、当時の食事や雰囲気とかも勉強したり。
「利休さんが茶会席で何だした」みたいなのは行った人(武士とか茶人たち)が何人も残しているので、そういうのを調べていく。
すると、利休さんは最低限のルールは守るけど、今まで誰もやってないギリギリの事を平気でやっていて
「利休がこれやったらしい」みたいなのが、口コミで広がって
それがスタンダードになるような流れを見る事がある。

なんかイイっすよね。そんな利休に憧れすぎて、インスタの名前に使っているというワケ。

利休さんのことを調べていると「数寄」という言葉はよく使われる。

ボクは「料理もサービスも出来ないし。」いつも言う。
信じてない人もいるけれど、本当に出来ない。

だけど、料理人やサービス人や、食材・酒・カトラリーなどモノづくりをする人たち。
冷蔵庫から始まる電化製品、火をつけるためのガスまで、必要なことを集めて「美」を作り出す。

それが「レストラン」における数寄って事だと解釈してて。
そもそもお店作るのって、お気に入りの器とか食材とかを集めていくんで「好き」が集まってる気もしてて。

だから、店を作るってとても楽しいんだろうなぁと思ったりする。

さ、つかんと香港。
ただのとんかつ好きが作ったお店が、どこまで行くのか。

あら、ワタシは皮肉も悪口も言わないでnoteが書けるのねってこと👋

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