見出し画像

学校では、教えてくれなかった事。

先日、都内の保育園の育児講座にてお片付けセミナーをさせていただき、その時の受講者さんから、自宅の整理収納のご依頼をいただきました。

セミナー後、自分で片付けをしてみたけど、どうにも行き詰まってしまったので来て欲しいとご連絡をいただきました。

全体的な目標、場所ごとの困りごとをリストアップしてくださっていたおかげで、ひとつひとつ明確なアドバイスをすることが出来て、お互いにとっても満足度の高い時間を過ごす事が出来ました。

整理収納の作業にお伺いしても、ご本人の整理の目的が明確でない場合、全く作業が進まないケースが多いのです。

この片付け作業は、何のためにするのか、自分がどんな状態になりたいのかが決まっていないと、モノを出しても、元に戻すだけになってしまいます。

今回ご依頼いただいた方は、この点が明確で、こちらの提案やアドバイスについてもすごくまっすぐに受け取ってくださったので、嬉しかったです。

キッチンの引き出しに入っていたクロス類。

毎日数枚使って、一気に乾燥機にかけるのでこのくらい量は必要とのことで、処分は無し。

でも、収納場所が作業台の下の作業中に使いやすい位置でした。

他に収納したいモノが出てきたので、ここに収納するのはもったいない事をお伝えし、最下段の足元に移動する事に。

「引き出しの中にしまうものは何でも、たたんだ山が上になるようにすると崩れないし、見やすいし、取りやすいですよ〜」

と、たたみ方のアドバイスをすると、すっっっっごい、感動してくださいました!

「こうゆうこと、学校では教えてくれなかったですよね〜」と。

(どうやら最近は、家庭科でお片付けや掃除のことを勉強するようになったらしいですが)

私も、実家を出て暮らし始めて、いよいよ困って初めて整理収納の勉強を始めたので、何も学んできていない人にとっては家の片付けはとんでもなく高いハードルだよなぁとしみじみ思います。

整理収納の資格勉強で学んだ事も大きいけど、やっぱり暮らしの中で自分の頭でうんうん考えたり、暮らしながら体験して得た気づきなどの経験が、悩んでる人の助けになるんだなぁと再認識。

今日のご依頼主さまも、自分でひと通り考えてやってみた経験があって、悩みのポイントが整理されていたからこそ、気づきや感動も大きかったのだと思います。

とりあえずスッキリしたいの!何とかしてください!っていうご依頼もあるのですが、こればっかりはどうにもなりませぬーーー、と消化不良の現場もあるからこそ、今回のようなケースは、とてもとても実りも多く、嬉しく感じました。

作業写真の使用許可を頂けたので、実作業のレポートも、今後アップしていきたいと思います!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?