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『愚行録』×坂本裕二×イマジナリーフレンド

☆『愚行録』

満島ひかりの独白シーン。
徐々にリトル満島ひかりとの対話。心の中にいる少女の満島ひかり。

自分にも思い当たる節がある。
リトル林との対話。
客観的に見ると、「こんななんだなあ」と思った。
結構ゾッとする。

☆『最高の離婚』

尾野真知子が出て行った後。
瑛太がチカに対して呟くシーン。おそらく、心の中にいるイマジナリーチカ、である。
もちろん、目の前にチカはいないので、(本人の残像とも言うべき)『イマジナリーな存在』としての瑛太にとってのチカ、という事になると思う。

☆『anone』

幽霊と暮らす人(小林聡美)
広瀬すず「頭の中にいる人と暮らして、何がダメなんですか?」みたいなことを言っていた。
"いないもの"と暮らすこと。

☆『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』

疎遠になってる有村架純とレン。
有村架純「〜〜です。独り言ですけど」
レン「〜〜です。独り言ですけど」
と、あくまで独り言という体で会話が進んでいく。頑固な二人だからこそ、の会話だと思う。
舞台『またここか』でも、ある一人が独り言として喋る。もう一人が独り言として喋る。
それを会話として進行していく。

○イマジナリーフレンドという言葉。
結構いるけど、みんなどうなんだろう。どんなもんなんだろう。
「友達少ない」と言ってる人の脳内には、たくさんのイマジナリーフレンドがいるのかもしれない。
じゃあ、一体それって「友達少ない」って事になるのだろうか。
というのが、『anone』の"幽霊と暮らす"を肯定する考え方だと思う。



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