サッカーを辞める人を減らしたい

今日はサッカーを「する」という目線からのnoteを書きたいと思います。
(高校卒業以降の話をします)

僕は大卒ではあるのですが、実は高校を卒業した時に「もうサッカーはやめよう」と思いました。理由はいくつかあるのですが一番は「サッカーをすることに楽しみを感じなくなったから」です。

そんな思いで大学に入学したのですが、今までサッカーしかやってきていないこともあり、中々サッカー以外の友達を作る気になれませんでした。そんな中、サッカーサークルの先輩方に声をかけてもらい一度練習に参加しました。そこで初めて「楽しくサッカーをやる」ということを肌で感じました

部活でしかサッカーをしたことに僕にとって、その感覚はとても新鮮でしたし自然と「やっぱりサッカーを続けよう」と思いました。


それは今から10年以上前の話です。今でこそサッカーサークルやサッカー同好会でもかなりレベルの高い試合が出来るようになっていますが、僕の頃はサッカーサークルやサッカー同好会に入る人=大学の部活に入れない落ちこぼれのサッカー好き みたいなイメージがありました(実際の大学のサッカー部の人がそう思っていたかどうかは分かりませんが、そのような風潮があったことは事実です)

マーケティング的な目線で考えると、サッカーを続ける環境が大学の中で「部活」しかない場合、多くの人がサッカーをすることから離れてしまいます。(社会人サッカーなどの選択肢もありますが、それを選択するのはあまり多くないと思います)。マーケティング(特にWEBマーケ)においてユーザーの離脱ポイントを認識し、なるべく離脱しないように改善を行うのは当たり前のことです。

育成の観点では部活が大切ですが、グラスルーツや普及という観点ではサッカーサークルやサッカー同好会の存在は日本にサッカーが文化として根付くためにも非常に大切な存在です。特に18~22歳の男女がサッカーが日常の一部になっている環境で4年間を過ごすことにもっと着目すればJリーグのスタジアムへの観戦へも誘導が出来ます。

これまでは大学の新入生向けの話であったが、では社会人になるとどうだろうか?

これは僕の経験則だが、社会人になってもサッカーを続けることは何も難しいことではないです。(今回は社会人サッカーのチームに所属してサッカーを続けるという話はあえて行いません。この点は別の機会に執筆します)

有給を取ることを法律で定める。世の中に「残業を減らす」風潮が出始めている。そのことからこれまで以上に余暇に触れるチャンスはあります。

僕の周りにはサッカー仲間の一人がグラウンドを抑えてくれて、集まれる人だけ集めて試合をしたり、僕自身も平日の夜に都内のフットサルコートでフットサルを週1で企画して、なるべくサッカーやフットサルが出来る環境を整えるようにしています。

ヨーロッパとりわけドイツのように国中に総合型地域スポーツクラブがあり、誰もが自分に合った地域とレベルでサッカーを楽しめることが出来るのは理想ですが、今の日本ではそこまではまだまだできません。

だからこそ、今の日本の環境の中で出来ることを少しずつやっていくしかないと思っています。

サッカーを辞める人が減れば、スポーツメーカーにとっても新しい市場が出来たり、健康の面でもプラスになることが多く、それは大きな視点で見れば日本経済へもプラスになることは多いです。

せっかく一度はサッカーをすることに触れた人がサッカーから離れるキッカケを減らしたい。そう本気で思ってくれる人がどんどん増えていけば、この国のサッカーはもっとよくなると思っています。

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