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【勝手に言わせていただきマス❗️】#05:「増加する中高年のうつ病」の件

「増加する中高年のうつ病」について考える

8月3日のabemaの番組、アベプラの中で
「増加する中高年のうつ病について考える」という話題が
取り上げられていました。

私は自分がサラリーマン時代にうつ病になる寸前?
いやもしかしたら片足ははいっていたかもしれない経験
がありました。

そこから色々な経験を経て現在に至りますが、
私は、「きっと自分と同世代の人たちも同じように
なっている人達がいるはず」と思っていましたが、
やはりそうでした。

これはまずい事態です。
自分がそうなってしまっていることすら気づいていない
人達も多いと考えます。

さらに、その事すらも「がまん」してしまって
自分の中にそのこともしまい込んでる人が多いと
考えます。

「心のプロ」として動き始め、また、同世代がそんな状態
だというので、いてもたってもいられず記事にします。

「うつ病」に関する実態

平成20年の厚生労働省の調査によると、
「気分障害」とされる患者数は127万人を超えています。

また、、その中でも40才、50才代の占める割合は約40%
60才台以上も含めるとなんと80%を占めています。

私と同世代の人の7人に一人が「気分障害」になっていると
いう現状です。

この数字は自分がそのことに気づき、「ヤバい」と感じて
お医者さんにかかった人の数なので、
その事すらしまい込んでいる人が相当数いると考えると
膨大な数字になるはずです。

前にも書きましたが、
私もかつては「気分障害」で「うつ病」一歩手前でした。
いや、片足を踏み込んでいました。

私は自分で「まずい!」と思い近くの心療内科に
いきました。お医者さんにかかるとお医者さんは
「診断」を下さないと報酬が入らないので、
病院にかかった時点で「うつ病」になるのです。

私は病院にかかったので、カウントされています。

1年ほどいちばん軽い抗うつ剤を飲んで、
他にもいわゆる「気晴らし」をすることで、
そこからは回復することができました。

余談ですが、この時点で「生命保険」の類のものは、
入れないか、割増しになります。
実は内科的な病気よりも加入は困難になります。

同窓会なので昔の友人に会った時に、歳が行ってくると
病気自慢大会が始まりますが、
「俺さ、うつなんだよ」「なんだ、おまえもか!」
なんて会話になりそうな感じです。

笑い事ではなく、
このままだと日本は本当にまずいことになってしまいます。

「ミッドライフ・クライシス」って知っていますか?

日本語にすると「中年の危機」で、
いわゆる中年の40才代~50才代に男女に関係なく、
何とも言えない不安感や喪失感、焦りなどに襲われ、
思いがけない行動を起こすこともある。

と言われている事です。

この「ミッドライフクライシス」が引き金になり、
うつ病に移行してしまうことが多いようなので、
自分でもわからない、自分自身の違和感を感じたときは
要注意です。

実際まだ人生の折り返しなのにもかかわらず、先行きの
不安を覚えたり、自分が家族を支えているという義務感
にプレッシャーを感じてしまったりすることが、
「ミドルライフクライシス」なのです。

なぜ、40代以上のうつ病が増加?

現在までの日本社会の構造上こうなるのは必然だと
私は考えます。

私の経験からの推測ですが、
多くの人はこういう風に生きてきたのでは
ないでしょうか?

子供のころから集団生活を叩き込まれ、
受験戦争にさらされ、
いい会社に入り競争社会を生き抜いていく。

「自分」という「個」の存在は極力消し、
自分が犠牲になることで自分が属している
組織の発展、繁栄することが美徳とされる。

会社に入り「家族のため」に給料を持って帰る。

40代になって体力的には若い時と比べると
やや劣ってきて若いヤツと渡り合うのはしんどく
なってきた。

仕事上ではキャリアもそこそこあって、
それなりの責任のある立場になっていたりする。
ミスは許されない。

挙げればキリがありませんが、
こういう風にいつの間にか「思い込んでしまって」
いるように思います。

ある共通点があります。「自分軸」でないことです。
(決して悪いと言っているのではないので
誤解しないでください。)

あらゆる場面で「自分で選択」した結果のはずにもかかわらず、
知らず知らずのうちに他人のせいにしてしまっているのです。

これは、資本主義の仮面を被った共産主義のような教育を受け
完全に社会構造の歯車に仕立てられた歪なのです。

また、残念ながら「会社」というところは、手段を問わず
売り上げを上げて利益を出すことを目的としています。

会社の利益に悪影響を及ぼすことを嫌い、排除することは
ある意味当然の行為です。

個人の意思など関係ないのです。
そのため、そこで働く人は「自分のありのままの姿」を
完全に隠し消して、会社のしもべとなって働くのです。

そのため、そこで働く人は「現状の自分」と「本来の自分」
でねじれが起きて、気分障害やうつ病になってしまうのです。

しもべとなることが全てかのように刷り込まれた、
40才代以上がうつ病が多くなるのは当然なのです。

40才代以上の人が「心の健康度を上げる」には?

会社側は「こころの異常」を訴える人が出るのは、
想定内の事で分かり切っているはずです。
機械でさえ使っていると故障するんです。

人間だから故障しないなんてない。
特に表立って見えない部分が故障する事なんて、
会社側はわかり切っているはずです。

今まではそんな事お構いなしでよかったんですが、
いろいろとお上からのお達しがあるので、
その対応策として「メンタルヘルス」をやっている
「ふり」をしています。

一度、心がおかしくなると完全には復帰できません。
そのことも会社側は想定の範囲です。

では、われわれの年代以上の人が、
「心の健康度を上げる」にはどうしたらいいか?

いちばん簡単で効果が出やすいのは、
「誰かに自分の事を話す」ことをすることです。

さらに、できれば全く自分に関係のない人に
話を聞いてもらう事がいいと思います。

それはなぜか?
・話をする相手が自分の事を知らないので気兼ねなく話せる。
・誰にも言えないような秘密も話すことができる。
・客観的なアドバイスをもらえる可能性がある。
・後腐れがない。

また、その後は自分一人でも、「心の健康度を保つ」
ことができるワークがあるので、必要であれば、
それを知ることもよいでしょう。

このような「心が不安定」な状態になったときに、
どこに、誰に話せばいいかがわからないことが多いと
思います。

多くの場合は「メンタルクリニック」のような
お医者さんに行く方やカウンセラーの資格を持った方に
聞いてももらうこともいいと思います。

また、医師やカウンセラーの資格を持たない、
私のような「心のプロ」もいます。
これは、私の場合ですが同じような状況を
乗り越えてきています。

是非、気軽にご利用いただければと思います。

それでは、ここまでにします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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