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【中学受験ネタ】54字の物語

息子は「54字の物語」が好きで、何冊も持っている。
「意味がわかるとゾクゾクする超短編小説 ゾク編」を読んで、ボクも作ってみると言い始めた。
しばらくして、本に添付されていた原稿用紙に自分で書いて、持ってきた。
意外に出来がよかったので、「いい出来だね」と褒めてやった。

すると知らないうちに、こっそり原稿用紙の画像をツイッターでアップして、100以上の「いいね」を貰っていた。
どなたかに「内容と字のバランスが悪すぎる。これは大人の作品ですか?」とリプされ、「僕は10歳です」と答えていた。

私がやめさせるまでもなく、規約違反でアカウントを消されていた。

そのときの作品がこちら(↓)

何か深い眠りから覚めた気分だ。目の前に男が立っている。男からパパでちゅよーと言われた。私は大人のはずなのに。

解説をつけるとしたら、こんな感じか。

●解説
【大人の心を持った赤ちゃん】
単に眠りから覚めただけなのに、自分の体は赤ちゃんになっていて、見知らぬ男から「パパでちゅよー」と言われる。
大人の心を持っているのに、赤ちゃんの体というのも怖いですが、見知らぬ男が父親というのも相当怖いです。
この見知らぬ男を、ずっと父親として接さなければならない主人公の気持ちは、いかばかりのものでしょうか。




スマホで勝手にツイッターのアカウント作るんじゃない!

小説が面白いと思ったら、スキしてもらえれば嬉しいです。 講談社から「虫とりのうた」、「赤い蟷螂」、「幼虫旅館」が出版されているので、もしよろしければ! (怖い話です)