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後悔という方法で 自分をごまかさない

     後悔という方法で
    自分をごまかさない

  №115
  2020.10.16


「人生」という山。
私たちは確実に、毎日毎日、山頂(=死)に向かって歩んでいます。
当然ながら、人それぞれの山があり、人それぞれの道があります。
一本道ではありません。1日、9000回にも及ぶ分かれ道を1回1回、自ら選び進むのです。

  「我 事において後悔せず」
 宮本武蔵が、死の1週間前に高弟に与えた『独行道』という、自身の生き方を21か条にまとめた書物の一節です。
 意味するところは、「自身が行ったことに対して後悔しない、という生き方をしてきた」と解釈できます。
 過ぎ去ったことにこだわり、とらわれ、過去のせいにする・・・
 「あっちへ行けば良かった」「何でこの道を選んだのだろう」
「こっちを選べなんていうから」・・・
 自分が歩むべき道なのに、後悔という手段で、進んでいる道の言い訳をし、自分を正当化しようとし、自分で責任を取らない人生を送ってしまっていいのか、と戒められたのかも知れません。

 自分の道を自分の力で歩んでくのですから、後悔して生きるということは自分の人生を前向きに歩めていないことになります。
 いかなる時も、自分の進むべき道だと選択した道に責任を持ち、目の前の結果に対して、それがたとえ自分にとって都合が悪いものであったとしても、しっかりと前向きに受けとめる。
 いや、自分が選んだ道が最善なのだ、この道を進むべきなのだ、この道が私を成長させるのだと感謝の気持ちでとらえるべきです。
 なぜならば、今、この瞬間に下した選択が未来へと続いていくからです。明るく輝いている未来へとです。
 
 「後悔という方法で、
自分をごまかさない」
   

そういう生き方をしていきたいと思います。
 
最後までお読みいただき
ありがとうございます


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