茸田鶏子

1982年に趣のない家庭の長女として生まれ、神奈川県で育つ。子と仕事を持ち貧乏暇なし。…

茸田鶏子

1982年に趣のない家庭の長女として生まれ、神奈川県で育つ。子と仕事を持ち貧乏暇なし。物覚えも芳しくないため、読んだ本を残しています。ネタバレますがよかったら読んでみてください。

最近の記事

ひとりぶんのスパイスお菓子【006】

いろんなところでお名前を拝見する印度カリー子さんのお菓子レシピ本。 タイトルを見てこれは私に必要な本だ!と思って読む なぜかというと、 ・まずお菓子を作るのが好き ・スパイスの効いた食べ物も好き ・でも家族には理解されず、もっぱらスパイスの効いたものは一人で外食のときに食べてる ・なのでスパイスの効いたものは作らない。でも本当は作りたい! からなのです。(まさしく「はじめに」の部分でこのくだりが出てきました。ばっちりターゲットだ!) 読んでみると、丁寧であまりお菓子つくり

    • あん【005】

      ドリアン助川さんの著書。ドリアンさん、、お名前を聞いたことはあるんですが何をなさってる方かを恥ずかしながら分かっておらず。図書館の司書さんがものすごく推してらしたので借りてみました。 移動中にあっという間に読み終えてしまいました。 老女との出会いがきっかけで生き方を変えていこうとする男性、が主人公です。こうやって書くとすごい書きつくされた感のある印象なんですが、読むとそんな印象は無くて、なんでか違和感なく流れていくようにするすると進みます。また、描写がきれいなんだけど、しつ

      • お菓子のかがく【004】

        お菓子作り業界では大変有名な、津田陽子さんの本。 津田陽子さんの他のレシピ本も読んだことあったんですが、今回は「かがく」という単語にひかれて読んでみました。 「科学」であり「化学」と言われるようにお菓子作りって料理とまた全然違うんですよね。(料理も実はそういうものなのかもしれないんですが・・) よくあるレシピ本とは違い、掲載されてるレシピは9つで、つくり方の種類によってそれぞれのポイントをQA形式等で細かく丁寧に解説していく、といった感じです。お菓子作りに慣れてるひと向

        • 華岡青洲の妻【003】

          先日、有吉佐和子さんのほかの本を読んでとても面白く、もっと読みたくなって探したところ、華岡青州。。日本で初めて麻酔手術をした人らしい?位しか知らなかったんですが、読んでみました 奥さん目線で物語は進みます。しっかり見てなかったのですが、題名が華岡青洲の妻だからそりゃそうだ。 読後、どこまで史実に基づいてるのか、どこがフィクションなのか気になって調べてみたところ、wiki情報だけど、お母さんと奥さんが実験台になったっていう記録は残ってないらしい。 でも美談と知られる話にリ

        ひとりぶんのスパイスお菓子【006】

          ヘンな論文【002】

          どこかの書評でおすすめされていて、 タイトルにひっかかりました。「そもそもヘンな論文ってあるの?論文なのにヘンでいいの?」と気になってました。またサンキュータツオさんというお笑いの方の著書だったので、どんな内容なのか一層気になり探して読んでみました。 表紙のイラストが岡田丈さん(きっと日本の誰もが「見たことある!」って思うあのイラストの方です)なのもあって期待がさらに盛り上がります。 まず目次を読む。「世間話」「浮気男」「元近鉄ファン」「おっぱい」…等々、論文と聞いてイメー

          ヘンな論文【002】

          出口版学問のすゝめ【001】

          ライフネット生命を起業した人(出口治明さん)が、勉強は大事だよって言ってる本です。 3年くらい前の自分だったら絶対手に取らないような気がします 変なところで頑固なため、人に言われてやる勉強は、 ややもするとマイナスに作用することもあり、この手の本は避けてきました。 でも最近気づいた。 何かというと、こちらです ・楽しみにしていた休日も、実際は何するか考えて実行するのが億劫。 ・図書館でいっぱいの本を前にしてもときめかなくなることが増えた。 ・電車で手持無沙汰になるとくだ

          出口版学問のすゝめ【001】

          読書記録をしようと思って。

          はじめまして。茸田と申します。東京在住の41歳、性別は女です。 プロフィールの通りなのですが、貧乏暇なしです。 思い返せば数年前、うっかり転職したところ、 貧乏暇なし具合に加速がかかってしまったようです。 貧乏な自分に欠かせない趣味が読書なのですが、 気づけば四十路。加齢もスピードを上げてきている始末です。 本を読んで面白かったと思っても、半日後にはディテールを忘れ、翌日には「面白かった」という気持ちしか覚えていません。 また、ある時は楽しく読み進めていくうちに、 その本

          読書記録をしようと思って。