建築の難問 内藤廣

・内藤廣は、時間をどのように建築に反映させるかを重要視している。
その中で「死」は、日常という「生」をデザインしていくことに偏りやすい建築に対して、長い時間が経過した後も建築が持ちうる価値は何かを判断する基準と考えている。
・内藤廣は、哲学者が建築を思考する際に、生産に対する考えがないので、その表象のみを扱うことになり、建築の全体をとらえることができていないと考えている。
・時間に耐えうる建築のことを「祖形」と呼んでいる。
・スペインからの影響として、オルテガを何回か引用している。思考過程のスタート地点にはなっているがその後の内藤廣自身の経験とそれに基づく考えの発展の方がより重要。


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