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戦略コンサル各社っていったい何人いるの?厚生年金保険から探ってみた

戦略コンサルティングファームって何人いるの?と問われると案外わからないですよね。特に近年は各ファームとも採用を積極化していたこともあり、以前の規模感とは違ってきました。そこで厚生年金保険・健康保険 適用事業所検索システムを用いて、厚生年金の被保険者数が何人いるのかを見てみました。

前提として、厚生年金の保険者数なので、バックオフィスの方も含まれるでしょうから、純粋なコンサルタントの人数ではありません。

ではさっそくいってみましょう!

マッキンゼー・アンド・カンパニー:885人

マッキンゼーも相当多くなっています。デジタルマッキンゼーなども含まれているでしょうか?適用年は昭和46年とかなり古い…!

もともとはカーニーさんとマッキンゼーさんのカーニー・マッキンゼーという会社でしたが、カーニーさんとは1940年代に分離して、“マッキンゼーさんと仲間たち”になっています。

マッキンゼー・アンド・カンパニー

ボストン・コンサルティング・グループ:1100人

BCGはマッキンゼーよりも多く、なんと1000人超えの1100人でした。2015年頃でしょうか、急拡大を始めたときに界隈で話題になりました。2019年に赤坂見附から三越前に移転し、さらに地方拠点も続々と開設しています。

マッキンゼーより早い昭和45年の適用年。BCGの世界拠点の中でもボストンの次の拠点は日本ですからね。歴史を感じます。ちなみに合同会社です。

ボストン・コンサルティング・グループ

ベインアンドカンパニー:267人

ベインアンドカンパニーは267人でした。そこまで積極的に採用しているイメージはありませんでしたが、しっかり人数がいますね。マッキンゼーやBCGと違い、中黒“・”は入らないようです。ベインは2017年にミッドタウンに移転しましたが、2023年には36/37階の2フロアに拡張していますね。

ベインアンドカンパニー

A.T. カーニー:249人

A.T.カーニーは249人でベインと同じくらいの人数でした。マッキンゼー・BCGの2社ほどの急拡大・大量採用はしていないようです。ただ、順調に拡大はしており、2019年にアークヒルズからミッドタウンに移転しています。

カーニー・マッキンゼーのカーニーさんのほうが独立した会社です。AとTはカーニーさんの名前、アンドリュー・トーマスの頭文字です。

適用年は昭和50年で、BCG・マッキンゼーから数年遅れでのジョイン!です。株式会社ですね。

A.T. カーニー

ローランド・ベルガー:125人

前㈱のローランド・ベルガーは125人で、そのほかの拡大路線とは一線を画しています。全然増やしていないのでは?というくらい。オフィスもアーク森ビルに居続けています。ここまでのアメリカ系4社とは違う、唯一の欧州系。唯一創業者がご存命ですよね。

ローランド・ベルガー

アーサー・D・リトル:199人

世界最古の戦略コンサルティングファーム、ADL。199人いました。すみません、意外でした。半導体などの技術系の専門性が高い、というイメージがあります。DはデホンのDです。

ちなみにBCGの創業者はこのADL出身です。つまり、カーニー・マッキンゼーは夫婦(離婚済み)、ADLとBCGは親子です。

アーサーディリトル

(参考)アクセンチュア:19,905人

みなさんご存知のアクセンチュアは桁違いです。なんと2万人に近い人数です。まさに“桁”が違います。


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