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初めてのコミュニティ

こんにちは!
 今回は、最初に私が参加しているインターンシップについて触れ、そのインターンシップの関係で訪問したフィリピンのなかでは比較的貧しい居住エリアについて話していきたいと思います。

組織

 私のインターンシップ先はGanstilyoという社会的企業。社会的企業とは社会問題の解決を目的として収益事業に取り組む事業体のこと(ウィキペディアより)。Ganstilyo が取り組んでいる社会問題は、コミュニティ(スラムとまではいかないが比較的貧しい居住エリア)の人々が日々食べて行くので精一杯ということ。この企業の理想の状態はコミュニティの人々がより簡単に生活でき、やりがいのある仕事を得ること。重要なポイントは収入源の仕事にやりがいがあるということ。そして経済的に成長していくこと。
 現状コミュニティの中では、4人の母親たちがGanstilyoにかかわっている。母親たちのことをフィリピン語で「Nanay」と呼ぶ。彼女たちは手編みの水着などの商品を生産し販売することで収入を得ている。この「手編み」というのがフィリピン語で「Ganstilyo」で、組織名の由来になっている。ただ、Nanayたちは英語を話すことができないとういうこともあり、販売や発送をすることはできない。そのためアイセック(世界最大級のNPO学生団体)フィリピン大学支部の学生が販売や、ホームページ、SNSの運営などのマーケティングの部分を担っている。利益は全てNanay 達に渡る。

コミュニティ訪問

 2/16、Nanayたちのいるコミュニティを訪問した。そのコミュニティはフィリピン大学ディリマン校の敷地内にある。大学の敷地内にコミュニティが形成されていると言われても想像しづらいかもしれないが、フィリピン大学内には教授が住むエリアや、学生寮など様々な施設があり、敷地内には学生以外にも様々な人がいる(校舎に入るには学生IDが必要)。フィリピン大学ディリマン校の敷地は東京ドーム100個分ほどらしい。

子供たち

 まず最初に出迎えてくれたのは10才にも満たない子供たち。彼らはとてもフレンドリーで笑顔で腕や足にしがみついて来た。とにかく可愛い。彼らはとても幸せそうで、住んでいる環境が貧しいということと、幸福の度合いは関係していないということを感じる。彼らが話している言語はタガログ語(フィリピン語)で、彼らは英語を理解することができないため、彼らとの意思疎通は取れないが、笑顔でいることで子供たちは近寄ってくれる。

動物

 コミュニティには多くの動物がいる。例えば犬。コミュニティでなくても犬は街にいるが、街に比べると数は多い。犬は基本的に放し飼いされているが、人に襲い掛かるといったことはしない様子。私は狂犬病の予防注射を打たないで渡航したため、少し犬が怖い(狂犬病にかかった場合、致死率ほぼ100%)。凶暴な犬はリードにつながれているため一応安心。
 猫も一定数いる。コミュニティでは犬より少ないが、街では猫の方が多いように感じる。
 ニワトリも数多くいた。ニワトリは食用で、コミュニティの入り口付近には、ニワトリの生肉がおいてあった。生きているニワトリは基本的にゲージに入れられており、ニワトリの生肉は気温や衛生状態の関係上、食べる日の朝にゲージに入っているニワトリを屠殺したものではないかと考えられる。

編み方を学ぶ

 Nanayたちに編み方を教えているアイセックのメンバーの1人が、私たちインターン生にも編み方を教えてくれた。手編みはかなり難しく、製品を作っているNanay たちは、かなり夢中になって練習してきてたということがわかる。私は2時間以上編んで、1辺5㎝ほどの正方形の布しか作ることができなかった。それでも夢中になって編むことができ、私の趣味のオプションにいれたいと思った。


 というわけで、初めてコミュニティを訪問しました。これから帰国まで週に1回以上訪問する予定です。今回はコミュニティの生活などについて詳しく質問することができなかったので、次訪問した時は積極的に質問していきたいと思います。

See you soon!

#エッセイ #コラム #フィリピン #貧困 #AIESEC #フィリピン大学

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