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東北の5月旅 青森編

2023年5月9日~14日の6日間で青森、秋田、山形、新潟とジグザクに巡ってきました。


1.今回の東北旅 全体構想   

経緯  

2019年の秋に、紅葉撮影で秋田港から龍飛岬まで北上して、その後は京都まで車で走った様子を下の記事で書きました。

前編は東北のきれいな紅葉を見るのが主眼で、後編は秋田から京都まで山間地をアウトバックで走り尽くすことが目的でした。

今回の目的

東北の秋は本当に素晴らしくて十分に堪能できたのですが、紅葉に固執し過ぎて東北の貴重な文化などを無視していたと言えます。

青森の「ねぶた」や、男鹿半島の「なまはげ」など、東北独自の文化弘前城、セミの声がしみ入る山寺など見てみたいと思い始めたわけです。

今回は敦賀発新日本海フェリーを秋田港で下船し、下のコースのように、2023年5月9日~14日の6日間で秋田港から新潟港まで、ジグザク(東西)に巡ってきました。(勿論東北全てを網羅したとは思っていません。)

今回の車中泊車は以下のステップワゴンです。


2.秋田港から三内丸山遺跡、青森港、岩木山

秋田港に、朝の五時に到着しました。
港近くのコンビニでいきなり秋田犬を見ました。
とても大きな犬です。

港から三内丸山遺跡へ高速道路を使って移動し、途中休憩した阿闍羅(あじゃら)PAから雪を被った岩木山がきれいに見えました。

リンゴ畑の向こうに、きれいな岩木山
快晴で幸先良かった。

三内丸山遺跡

縄文時代は約1万年も続いたとされ、この三内丸山遺跡はその前期から中期にかけての遺跡と言われています。

横幅32mもある大型竪穴建物
竪穴式だけでなく高床式もあったそうです。
自分達が習ったときの縄文時代の竪穴式住居はこんな感じ
左に見えるのが、三内丸山遺跡を特徴付けている大型掘立柱建物
一つの柱の直径が1mもあり、柱間は4.2mと均一である。

このように、この三内丸山遺跡はその構造物も大きく、考えられていたより建築技術が進んでいたようです。

また、今は冷涼な青森もその昔は温暖で、当時は海水面も高くこの遺跡のすぐ近くに海があって、海のモノ・山のモノと食料も豊富で暮し易かったようです。


現在「地球温暖化」が大きな問題となっています。
そしてCO2が原因のように云われていますが、この縄文の三内丸山遺跡の時代は気温が高かったと言われていて、その時は車も工場も無くCO2も殆ど排出されていません。地球温暖化の原因をCO2に押し付けるのには疑問を感じます。(ある時期に地球が温暖化していたことは福井県年縞博物館のデータでも明らか)
現在、地球は温暖化して異常気象が続いていますが、CO2だけを目の敵にしていると足下をすくわれると思います。
温暖化は進むという前提で、気温が高くなったらこうするという議論が必要では?



青函連絡船、ねぶたの家ワ・ラッセ

青森港はその昔北海道との間を往来していた青函連絡船の一方の発着口で、小説「飢餓海峡」の舞台になったところです。
こちらの連絡船には陸から船内へと通じる線路が残されているので、見に行きました。

黄色のハッチが開くと、船内にも線路があって、
そのまま貨車が船に入って行けるようになってます。

このあと、近くの「ねぶたの家ワ・ラッセ」にねぶたを見に行きました。
圧倒的な迫力でした。

ねぶた部分-1
ねぶた部分-2

言ってしまえば、ねぶたは竹ひごに和紙を貼ったものですが、その完成品はド迫力です。
是非現地でその迫力をご覧ください。

弘前城

この後に行った弘前城は、お堀を覆う花筏が有名です。

弘前城平面図
大きな城ではないが・・。

5月上旬の新緑はきれいで、別の花も多くて花のお城と言えます。

新緑のお堀
今が盛りのツツジ
淡い色合いの日本シャクナゲ
ケヤキの若葉
白ツツジの後ろに、ピンクのツツジ
お堀に張り出すモミジの若葉
八重桜の花筏

このお城はさほど大きくないものの、天守から岩木山もよく見えてすばらしいです。
因みに、弘前城は東北で唯一の現存12天守の一つです。

天守と岩木山

鶴の舞橋

岩木山の北側に、丹頂鶴が飛来するのでその名が付いた「鶴の舞橋」という景勝地があります。
無風状態では湖面に反射する岩木山と橋がきれいと言われています。

日本一長い三連太鼓橋

このあと、このあと、道の駅もりたに移動してこの日は終わりです。


3.岩木山、八甲田山、酸ヶ湯

翌日、八甲田方面に向かう前に反時計回りで岩木山の麓を一周してみました。

南側から見た岩木山
八甲田山方面に移動中に見た青葉若葉
いろんな色があって、日本の春は素晴らしい
八甲田山を望む
まだまだ雪が残っている
ブナ林の雪融け-1
酸ヶ湯に向かうに従って、こうした独特の景色が広がる
ブナ林の雪融け-2
この雪融け水が田畑を潤す
ブナ林の雪融け-3
雪融けと若葉が同じタイミング
酸ヶ湯温泉駐車場のブナ林
標高が高いためか、ここではまだ若葉が出ていません。
酸ヶ湯温泉駐車場
ここには大雪が降る

この酸ヶ湯温泉旅館は日帰り入浴もできます。
行ってない方には、昔の湯治場の雰囲気を体験できるのでお勧めです。


ここまでご覧頂いて有難うございました。
この後、秋田に移動します。
その秋田の様子は3月14日にアップしました。是非ご覧ください。

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