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コロナで立会いができなかった出産を終えて旦那が思うこと

2月7日深夜、妻から電話で「陣痛が来た」との一報を受け飛び起き、
すぐさま妻の実家へ向かった。

コロナ禍の出産。感染予防対策として、出産の立ち会いは1人だけで、さらに1時間しか滞在できない。

僕は仕事柄出張も多いので、もしものことを懸念し、出産の立ち会いを義母に委ねた。

第一子の産声を聞くことができず、妻に寄り添うこともできない現状を飲み込み、家でひとり無事を願った。

そして同日無事出産!2988gの元気な男の子が誕生!
これからの3人の未来に思いを馳せながら、初出産の記録を記します。

妊娠発覚からの生活の変化

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2020年夏、妻の妊娠が発覚。妊娠初期はお腹も大きくないので、正直実感は薄かった。「オレ、もうすぐパパになるんだな…」と、ぼんやりとだが出産後の未来を想像するようになる。

妊娠発覚から数ヶ月経つと妻の体調にも変化があり、階段を登るだけで息切れをしたりと体力の低下が垣間見れた。

「いまのうちに2人の時間を大切にしよう」。
2人で過ごす時間は残りわずか。コロナの影響で遠出はできないが、GOTOクーポンを使って近場の旅館に宿泊したり、ちょっと高めのディナーに出かけたりと妊娠ライフを満喫した。

▼ 妊娠9ヶ月までの経緯の記事はこちら ▼

妻の実家帰省後の生活

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2021年1月12日、妊娠も臨月に差し掛かり、妻は実家に帰省。幸いお互いの実家は市内のため、仕事帰りに妻の様子を見に行ける距離。
「あ!今動いた!」と胎動を感じた感覚が未だ手に残っている。思い返すだけでニヤニヤしてしまう(笑)。

そして僕も出産後の生活に備えてマンションを退去。実家での生活が始まった。実家にいると親に甘えてしまい、生活が堕落してしまうこともしばしば。いまだ引越しの荷物を片しきれていないのでぼちぼち動かなくては……。

陣痛のはじまり

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2月6日23時過ぎ、妻から「お腹が痛い」と一報を受ける。とはいってもまだこれが陣痛かどうか分からない。「痛みが続くようならまた連絡して」と、ひとまず様子を見ることに。

しかしその約2時間後、再び妻から電話。「痛みが強くなった」と一報を受
け、部屋着のまま家を飛び出した。

実家へ着くと、リビングで横たわり、痛みと戦う妻。
本で学んだ通り、ただただ妻の身体をさする。冷静を装うが、陣痛の痛みに耐える妻の姿を見ると、頭が真っ白になっていく……。

「大丈夫やで落ち着いて」。
お義母さんの冷静で落ち着いた声かけに本当に救われた。

出産の時、いざ病院へ

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陣痛の感覚が短くなり、病院へ向かう事に。

しかし、コロナの感染対策として出産の立ち会いは1人しかできず、さらには1時間しか滞在できない。

仕事柄出張も多い僕は、止む無く出産の立ち会いをお義母さんに委ねた。
「せめて病院まで」と、病院の入り口まで2人を見送り、深夜の3時頃家路につく。

家に帰っても寝れるわけなく、部屋で一人妻子ともに無事であることを祈るばかり。

「本来なら出産と戦う妻の手を握ってあたふたしているのだろうな…」
家で出産の報告を待つ時間はとても長く感じた。

無事出産!

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2月7日午前4時過ぎ、お義母さんから「4時3分誕生」との一報。

「うおおお〜!! 産まれたのか〜!!!!」

出産と戦う妻に隣で寄り添えなかったこと、出産の瞬間、第一子の産声を聞けななかったことは残念だが、妻子ともに無事でだったようで何よりだ。

2988gの元気な男の子!
産まれた赤ちゃんの様子をお義母さんが動画で送ってくれた。
元気に動く仕草、鳴き声、表情…
「どんな子供に育つのだろう…?」
これから彼を交えた新しい生活が待っていると、込み上げてくるものがある。

家族の“これから”に思いを馳せる

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AM6:30。出産の興奮からか目がすっかり冴えてしまった(笑)。
出産後、生まれたての第一子の動画を繰り返し見ながらキーボードを叩く。

妻と第一子に会えるのはこれから一週間後くらいだろうか。
いまはただ、出産を耐え抜いた妻に「お疲れ様」と伝えたい。
そして産まれた我が子に「うまれてきてくれてありがとう」と心から伝えたい。また、出産に立ち会ってくれたお義母さん、本当にありがとうございました。

これからきっと今まで以上に大変な生活が待っていると思うが、家族3人支え合って歩いていきたいと思う。

デザイナー / クリエイティブディレクター
竹本 純



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