俺のTwitterを見てる人はけっこう知ってると思うのだけど、よく外に飲みに行ってます。それで、適当に飲んでる最中にTwitterに写真上げてたりするんですわ。

で、まあ飲むところは近所の中野、高円寺あたりが多い。なので、そこらへんで最近行ってよかった店をちょっと紹介しようかという試み。最近行ったといっても初めていったわけじゃなくて、昔から行ってる店も多いのだけれど、まあ要するに思いついた順ですな。中野・高円寺あたりに飲みに行きたい！という人のヒントにでもなれば。

まん月（東高円寺）

東高円寺の駅からもけっこう歩くので、遠い。のだけれど、行くだけの価値はある蕎麦居酒屋。日本酒の量が半端じゃなく多い。そして、すべてのつまみのクオリティが高く、酒に合わせる前提で作られているので、つまみを食べる→酒を飲みたくなる→つまみを食べたくなる→酒を飲みたくなるという空中酒つまみ無限コンボにハマってしまうことは必須。そして、その連鎖の果てのフィニッシュ技として出てくるのが、蕎麦。これが蕎麦屋で飲む意味というのはここにあるというくらい最高で、酔った最後の締めとして素晴らしいのである。たいてい、せいろを1枚頼んですっと食べるのだが、蕎麦もかなり多くの種類を出していて、毎回迷う。でも、結局せいろ。で、このお店、もう1店中野の駅近にある。こっちは東高円寺よりもかなり狭い作りだけど、基本的にはスタイルは一緒。東高円寺遠いよ、という人はこちらへどうぞ。予約したほうがいいかな。あと、爆安ではないので、バカバカ飲んで食べるとそれなりにいくので注意。味を考えると全然安いのだけど。

なんたもんだ（高円寺）

安い、美味い、酒が濃い。駅前すぐなのだが、タコス屋の2階という謎の立地のため、死ぬほど入りづらい。でも、入れば店員さんの感じはとてもよい。中はほぼカウンターだけで、雰囲気はのんびりとしている。串焼き、串揚げその他いろいろ居酒屋メニューが揃っていて、割と何を食べても美味しい。串揚げも種類が多いし、串焼きでは肉巻き系の選択肢が豊富で迷う。だいたい常連のじいさんっぽい人が店員さんになんか話しかけているが、ここのいいところは放っておいてくれるのでぼんやりとできること。酒と自分と向き合える。向き合って何かあるってわけでもないんだけど、何かにムカついてるときに入っても、ホッピー頼んで串揚げ食べてお代わりしてるうちになんかどうでもよくなってくる。ここで飲みながらスマホでバスケを見るということを2回やったが、2回とも贔屓のチームが負けたのはこの店のせいではないと思う。料理の写真はなかった。そういうことをするのを忘れる店。

鎌倉酒店（中野）

安い、美味い、酒が濃い part2。中野南口から少しだけ歩いたところにある立ち飲み屋。串は基本的に100円だが炭火で焼いていてしっかりと美味しいし、サバやエビなんかの特殊なものも200円くらいで出しててそれもうまい。焼き鳥メインだけど、その他一品もそこそこあり、大山鶏のたたきなんかもある。あと、酒店という名前からわかるとおり、こちらは酒店が営業している店で、そのせいか酒がめちゃくちゃに安い。焼酎が多種あってそれもロックで頼むと致死量が並々と注がれる。前割り焼酎というのがあって、事前に割っておくことで味がまろやかになるという触れ込みのものがあるのだけれど、あたり口がまろやかになることでアルコール度数が減るわけでもないので、調子に乗ってグイグイ飲むと足腰がおぼつかない。雰囲気はいい意味で殺伐としてる。店員と客の距離が近すぎない。北口にも店舗があって、そっちも基本同じメニューだけど、飲み屋街の中にあって、目の前に中野スケボーの聖地FATBROSがあってスケーターたちがうろうろしてたりして、雑多な中野の風情を楽しみながら飲むことができる。

なかどおりサンライズ（高円寺）

いつも混んでる立ち飲み屋さん。人気の理由はお酒が安くて美味しいのもあるけど、つまみが普通の立ち飲み屋とは違うこと。パパイヤのサラダとかココナッツ煮とか酢豚とかナポリタンとか、奥さんがひと手間かけた手作りのおつまみが日替わりでバンバン出てくるので、いつもメニューが違って飽きない。そして、それが一皿300円前後で安い。しかも、飲み物＋つまみ2品で700円という気が狂ったセットがあるので、このセット頼んで2、3杯飲んだらご機嫌な上に1500円もいかない。チャージは100円取るようになったけど、それでも安い。俺もそんなに通っているわけでもなく、常連っぽい人たちでいつも混んでるので入りづらいことこの上ないのだが、入ってしまえば楽しい。死ぬほど入りづらいけど、がんばれ。立ち飲み屋に唯一必要なのは、勇気だ。注意点は、キャッシュオンなので小銭を用意しておくこと。あと、店内でばんばん煙草が吸えるので、NGな人は残念。高円寺っぽい人たちがたくさん見れるいいお店。

丸松（東中野）

中野高円寺あたりの最強もつ焼き屋。野方の有名店・秋元屋の流れらしいけど、秋元屋よりもおいしいと思う。もつの質と焼きは他の追随を許さない。レバ、ナンコツ、タンなどは絶品でぜひ塩で食べてほしいが、その他で特におすすめしたいのが味噌だれ。俺はチレやハラミを味噌だれで食べるが、全く味の傾向が変わって美味い。うずらとかにも味噌だれかけられるらしい。一品も最高にうまくて、ここのゆでタンとピーマンつくねは是非一度食べてみてほしい。マジで飛ぶ。店内も大騒ぎする人もいないけど静かすぎもせず、いい雰囲気。難点は予約がほぼ取れない（取れるけど、1テーブルしかなく、時間が決まってて3人から4人まで）ので、とにかく行って入れるかどうか確かめるしかない。あと、酒が超絶濃い。ホッピーとかを頼んで焼酎のおかわりを頼むとかなりの量が出てきて笑う。最近、全体的に値上げしたけど、それでも安い。もつが好きならチャレンジ推奨。1-2人で行くのが限界。

稼鶏酒場（東中野）

上記の丸松のはす向かいくらいにある、インド立ち飲み屋である。丸松に入れなかったときに、こっちに入ったりする。元がカレー屋だった場所を立ち飲み屋に魔改造したらしく、普通のつまみの中にインドの香り漂う独特なつまみが混じっている。普通にタンドール窯があって、そこでナンやチキンを焼くし、唐突にアジを焼いてたりもする。けっこううまい。店内の雰囲気は超絶にゆるく、少人数がテレビを見ながらめいめい勝手に飲み、だらだらと過ごしている。緊張感がかけらもなく、最高に東中野である。あと、お通しになぜかうまい棒が配られてた。酒は死ぬほど安い。なぜか芋焼酎の三岳が爆裂に安くて量も多く、都内でここ以上のコスパの三岳を見たことがない。インド系つまみと合うかどうかは微妙なところだが、その場合には普通の居酒屋メニューに倒せるところがここの強みである。さんざん飲んだら、最後はナンピザでどうぞ。会計はびっくりするほど安い。冗談かと思う。

食堂高ひろ（中野）

中野駅南口を出て、東中野方面に線路沿いをちょっと歩いたところの地下にあるお店。魚メインの食堂だけど、夜も飲める。以前に行ったときに、俺が着いた時点で、先に始めてた友達がすでに食いまくって飲みまくって出来上がってたのだけど、それはこの店のせいではない。新鮮な魚がリーズナブルに提供されていて、刺身は新鮮でうまいし、焼き物・天ぷら・フライ系もしっかりと美味しい。かきフライとかかなりよかったな。内装が安チェーン店みたいな感じで味もクソもないのはご愛敬なのだが、まあ美味しいおつまみを安く食べて飲めるんだから我慢しろ。あと、やっぱりここは食堂と言ってるだけあって、定食の破壊力がすごい。昼に行って食べたこともあるのだが、量がハンパない。たぶん夜も食べれるし、逆に昼から飲むことも可能だと思う。昼に行ったときに隣のお客さんがこの店なのに生姜焼き定食を頼んでいて逆に達人感がすごかった。自由に過ごしていい店。中野で魚を気軽にたくさん食べたかったら、ここで。

真佐（高円寺）

最近連れて行ってもらって、びっくりしたお店。こんな店あったんだ、高円寺に。基本的には刺身が美味しい居酒屋。なんだけど、天ぷら、揚げ物その他一通りのメニューが全部素晴らしく美味い。締めに食べたトロタクの巻物とか本当に美味しかった。刺身の盛り合わせはマストとして、今だったらカキとアジのフライがセットであって、個数も聞いてくれるので頼んでよいのではないだろうか。高円寺のガード下の外れのほうにあって、さらに中の見えない作りで死ぬほど入りづらいのだが、入ってしまうと濃厚に漂う昭和感で窒息しそうになるほどレトロな感じを味わえる。凄まじいスピードで料理をこなす若い板前さんもいるけど、大将と女将さんもけっこうな年で、来ている常連さんも高齢の人が多いので、もし行く場合には少人数でしっかりとご飯と酒を楽しむ感じがいいかと思う。大騒ぎとかはやめましょう。メニューが死ぬほど読みづらいという難点はあるのだが、気のいい女将さんに聞けば安心である。なお、例に漏れず、ここも酒が濃い。緑茶割が異次元の固さ。お会計は良心的、俺は飲んで食べて1人5000円くらいでした。

ベタなところばっかり！と言われるかもなメンツでした。他にも通ってるお店いろいろあるけど、とりあえずこのへんでー。なんか他にも気になる店あったら教えておくれ。