【レポート】岡山VS福岡

岡山VS福岡 @Cスタ
2-1
得点者
前半15分上田(岡山)
後半 8分ヤンドンヒョン(福岡)
後半20分仲間(岡山)
スタメン
<岡山>
金山
廣木 田中 チェ 喜山
久保田 関戸 上田 仲間
イ 齋藤

<福岡>
セランテス
石原 實藤 篠原 輪湖
鈴木
前川 田邊
石津 松田
ヤンドンヒョン

【良かった選手】
【岡山】
・仲間

攻撃ではドリブルで持ち運び、積極的にゴールを狙う姿勢。左サイドだけでなく、右サイドにも顔を出しボールを触る数が多かった。後半20分には、ペナルティーアーク付近でパスを受けると、PAR内を斜めに動き出したFWイ・ヨンジェへスルーパスを送り、イがシュートを放つもGKが弾いた。しかし、そのこぼれ球を押し込み決勝ゴールを決めた。
特にFWの齋藤がサイドに流れてボールを受け、齋藤が空けたスペースに仲間がしっかり走り込み、パスをもらい、シュートやドリブルでPA内深くに侵入するなどのプレーは福岡の脅威となっていた。

また守備では、周囲の味方と連携したプレスをかけ、インターセプトをしたり、自陣深くまで戻り、スライディングなど体を張るプレーを見せた。ラインを割りそうなボールを最後まで走って追いかけるなど諦めない姿勢は観客の心に響いただろう。

【福岡】
・石津

右サイドを主戦場とし、スピード豊かなドリブル突破からクロスを送り、前川の惜しいシュートシーンを演出した。また深い位置からのクロスがあまり有効ではないと感じ、アーリークロスをあげた場面は戦術的柔軟性があるように思えた。攻撃の中心となっていたことは間違いなく、GK金山のファインセーブによりアシストを阻まれたが次節に向けて石津の躍動は好材料だと思う。

【総評】
岡山は前節から、武田と赤嶺を変え、関戸と齋藤をスタメンで起用。FWイはサイドに流れてボールを収めたり、1人でシュートを打ったり、前から積極的にプレスをかけるなど替えの利かない存在であった。その相方として出場していた赤嶺は空中戦では強さを発揮するも、運動量が少なくプレーエリアが狭いことから少し物足りなさを感じていた。そこでかなり利いていたのが齋藤だ。イと同様の役割を的確にこなし、仲間と息のあったコンビネーションで何度もゴールへ襲いかかった。個人的にはイのプレーはすごく効果的であると感じていたので、そのプレーをできる選手がもう一人いると相手DFにはかなりの脅威になると考える。また関戸は、武田の得意とする長短のパスの配給やスルーパスは同じくボランチで出場した上田に任せ、攻守の切り替えで素早く相手に寄せたり、しつこくプレッシャーをかけにいったり、相手PA内に侵入しシュートを放ち、自陣深くまで戻り球際で強さを発揮するなど、豊富な運動量を生かしたプレーは、まさに"ボックストゥボックス"であった。有馬監督の起用は当たる良い展開となった。岡山はこの試合、岡山県の小学校、中学校、高校、大学、専門学校の卒業生を無料招待し新たなサポーターの確保を目指した。"無料"という響きに人間は弱い。お金がいらないから見に行くという人は間違いなく多いだろう。しかし、1度スタジアムに足を運ぶということが大事であり、その試合勝つことが出来ると初めて見に来た人にサッカーのわかりやすいおもしろい部分を感じられると思う。そして見事岡山は勝つことができた。しかも試合内容も相手より優勢に試合を運び、強い岡山を見せることが出来たと思う。岡山はchallenge 1(チャレンジワン)と題し、年間平均観客数1万人を目指している。その目標を達成するためにはリピーターを増やしたい。この試合はリピーターを増やせると思う試合内容であった。岡山が目指す年間平均観客数1万人を達成し、悲願のJ1昇格に向けて、選手、スタッフ、サポーターが一丸となりシーズンを戦ってほしい。私の出身でもあり無料招待など奇抜な取り組みを続けるファジアーノ岡山にこれからも注目していきたい。

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