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遺品整理。

アルバイトで遺品整理をしてきました。
今すごく増えつつある孤独死という事でした。
色々、見れたり感じたり考えたりする良い機会でもありました。書くか書かぬか迷いましたがふざけてるわけではないし悪いことではないと判断しました。
最終的に感じた事を書いてみます。

ひとりの人生が終わった時こんなに大量に物が残るのか。。
そして物を処分する側は感情移入することも無くただテキパキと分別し中間処理するためのゴミ屋さんに行く。衣服や思い出の品はカートに投げ込まれ静かに沈みゆく。
やがて事は片付いて軽やかで透き通った風がマンションの一室をサラサラと吹き抜ける。
内装も一新され新しい住人が住まう。
ただただそれだけのことなんだなぁ。

見知らぬ人の死について何とも言えない悲しさもあります。暮らしの跡を綺麗にして手を合わせてあげる事しか出来ず、それで日当をもらい意気揚々となる自分。

その古いマンションのそばには建物を挟むような形で小学校と中学校がありました。
下校中の元気な子供たちを作業の合間にボーっと見ていました。
人間は生きているだけでこんなに生命力を発しキラキラしている。無理な事やイヤな事はしなくていい、生きて暮らすそれだけでどんなに素晴らしいことか。
綺麗ごとでなく、ほんとにそうなんだなぁ。

だから不貞腐れないで自分が主役になり自分が楽しいように生きて行こう。
「そうだ、帰ったらブルースの歌の練習をしよう、よしまずはリルサンジャクソンのRockin' &Rollinからやるか」というところに戻ってきたのでした。