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つくるけど、「つながる」と「届ける」を、今後はどうするか。(さよならではありません)

おはようございます。何日ぶりの投稿だろう。

いつものみなさんが、いい朝を迎えられていたらいい。
いつものみなさんのうちのだれかと、はじめましての誰かが、もし、昨日と昨日まであたり、へこむような体験をしてたりしたら……
そしたら、この投稿を読んで
「ま、気を取り直すか」
なんて、思ってくださったらいい。

三年前、漂流の末noteにたどりついて、僕たちは、「安心して表現できる表現の場」を手に入れました。
「過労死」「自殺」に追い込むほどの自己否定を誘発する「大人のいじめ」や「ディスり」「言語での他者攻撃」という人権侵害や暴力が奇妙に多いこの日本という国の中で、noteはよく整備されて人権の守られた、夢のように安心できるポータルアーカイブでした。設計と運用と広報と努力をしてくださったすべての方々に、あらためて感謝を述べます。


殴るけるで育てられた結果、高校卒業後やっと、「コンビニで金を払って商品を買う、という局面で他人との会話訓練」をはじめて、人間社会に溶け込もうとしつつある僕の親友と。如才なさの仮面を子供時代にかぶってしまったけど「人間関係って、本当はどういうものなのだろう」という大きな疑問符を、お面の下にべっとりつけたままの僕と。そういう僕たち。

僕らにとって、noteは亡命してきた同盟国みたいに、住みやすくて伸びやかな、やさしい人がいっぱいいる、新天地でした。ありがとうございました。

いえ、「さようなら」を言ってるわけではないんです。ふりかえりってまぎらわしいですよね。ごめんなさい。


それでですね。
実は僕、某県の県営住宅に、お姉ちゃんと弟君のために応募したんです。家賃の分、お姉ちゃんと弟君の食費教育費に回せないかと。
応募できそうな物件は、「今の二人の学区内の」という条件でさがすと、築42年のが一棟きり。

二人はなんで「学区内」がいいかというと、家族が変わって、住まいが変わるなら、それ以上環境を変えすぎるのは耐えづらい、という意向で。転校しなくてもいいし、電車やバスで隣接学区通学が認められるとしても、ふたりともグリーフケア進んでないし、余計な負荷かけちゃだめかな、って。


応募したら、無抽選で当選したんですね。

この時点で「あっ、あんなに全体的に競争率高いのに、無抽選はちょっとやばいな」とは思いました。ええ思いました。

そして、二時間も拘束される「入居説明会」に仕事を外回りにごまかして出頭したわけですね。そこで明らかになったのが

「住居への、光回線の個別引き込みは禁止です」

ーーおうっ! なんですとぅ!?


(まあ、そうだよね……税で建ててる物件、魔改造されちゃ困るよね……)



当該の県営住宅において。
NTT東日本がサービス対象外にした「ADSL」で、回線整備は凍結されている、と。

ええ、県民の税金を投入しているのですから、設備が最新式、ということはちょっと疑問符が付くでしょう。わかります。


つまり僕はまた「やらかしちゃった」らしくて、お姉ちゃんにも弟君にも、今後、スマホを持たせられる金の余裕はない。そして県営住宅に引っ越すことによって、実質、インターネット環境をも、お姉ちゃんと弟君と僕から奪った、と。


ADSLプロバイダを探すかどうか、を親友と話しました。
もともとヤツのほうは、高卒で社会人やりながら結婚資金を貯蓄中なので、インターネット環境はない。ないんです。

「兵站が破綻するのにアルザス・ロレーヌ地方を死守する、みたいなこと言っとるぞお前」

お願いですから戦記物読者しかわからない比喩はやめてください。


というわけで、僕の環境から、引っ越しにともなって「インターネット常時接続」がなくなります。

今後は、ローカル(非接続環境)で原稿を書き溜めて、接続環境が得られたら投稿する、という状況を選ぶかと思います。

いままでつながっててくださったみなさんへ。
ありがとうございました。

渡辺和子シスターの本に『おかれた場所で咲きなさい』というのがあります。タラント(神から授かった才能資源)は、環境を選ばず、使い尽くすのが、花を咲かせきり実を結ばしめるのが本態であると。

常時接続はいったんこれで切断されますが、僕は、僕たちは、いつも、あなたの読書体験のすぐうしろにいます。あなたの創作創造のすぐ横にいます。

また会いましょう!『先の一打』のラストシーンは、もう、できているので。

「最大値の2割」ぐらいで構わないから、ご機嫌でいたい。いろいろあって、いろいろ重なって、とてもご機嫌でいられない時の「逃げ場」であってほしい。そういう書き物を書けたら幸せです。ありがとう!