年々故郷への思いが強くなる
20代の頃の私は、どちらかといえば都会志向で首都圏に住んでいたいと思っていました。引越しの度に新宿までのアクセスを気にしてみたり、どれだけこの街で遊べるか考えてみたり。とにかく遊びたくてしょうがないという感じでした。当時、留学先の候補もいくつか挙げていたものの、「やっぱり買い物できて遊べるロンドンでしょ」と都会に落ち着きました。(結局行かなかったけど)
しかし30代に差し掛かり、いきなり田舎志向がめちゃくちゃ強くなりました。旅行に行けば「こんな風にのんびりしたところで過ごしたい」といつも思いました。自然が豊かでもの静かな場所に惹かれるのです。
それは私の故郷への思いがベースにあるのかもしれません。故郷の田舎で過ごした豊かさや楽しさを今でも覚えているから、田舎に強く惹かれるのかも。結局のところ、私は故郷へ帰りたいんだとひらめくのでした。私の思い出が詰まった故郷への思いが、年々強くなって大自然に身を置きたいと思うようになりました。なんで20代のときは忘れていたんでしょうね。遊びたい盛の反動なのでしょうか。今となってはひっそりこっそり緑溢れる街で暮らすことが私にとっての魅力です。湖があるとなお良い。
ということで故郷へ帰って小さな庭がある家で、夫とワンコと3人で暮らすことが私の夢となりました。私はその夢のために今頑張っているのです。
(それでも東京のさびれた裏路地というものには、今でもロマンを感じます。薄暗くなってきたときの下北沢の謎の路地裏なんか、めちゃくちゃ魅力たっぷりです。)
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