back numberを聴いている。2年付き合った元彼は、back numberのほかにスピッツも好きだった。スピッツの曲は２月くらいに乗り越えて自分のものにしたはずなのに、back numberを久しぶりに聴いた今、なぜか泣いてしまった。カラオケが好きで、歌もそれなりにうまくて、歌っているときの甘い声と歌っている姿が私は好きだった。車でドライブするときにはいつも曲をかけていたから、それぞれに思い出があって辛くなる。一緒に行ったディズニー、沖縄、伊豆、箱根、車の中での会話、彼の寝顔…残った写真を見ては、この写真はよく撮れてるなと懐かしくなったりする。

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彼は子どもで考えが浅くて、要領も悪いくせにプライドは高く、いやな部分はめちゃくちゃあった。ケンカは月に2回くらいはしていたし、付き合う時間が長くなるほど自分からは謝らずにいたし、意味の分からないことで怒られることも多かった。それでも付き合っていたのは、とにかく容姿が好きだったからだ。私の好みは昔から変わらず、肌が綺麗で猫背ぎみの色白、ひょろ長い細め体型の人で、彼はこのすべてに合致していた。身長177cm、体重60kgのいくら食べても太らないブルべ夏。人は自分にないものを追い求めるのだなあと思う（私は身長157cm体重～kgの標準体型のディープオータム、いい悪いでなく彼とは正反対）。容姿がすべてでないことは私もわかっているつもりだけれども、それでもやっぱり顔は大事だと思う。性格がいくら良くても、見た目が許容範囲でなかったら何かの拍子に冷めてしまうことが多い。と、思う、自分の短い人生経験でいえることだけど。

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今現在、上記の彼と別れて３か月が経つ。新しい彼氏も一応できて、それなりにいろいろな場所に遊びに行ったりもしたが、やっぱり見た目が好きになれない。アトピー持ちで肌が弱く、目も鼻も大きいソース顔。そして色黒。優しくて考え方がまともで、私がこうしてほしいと言ったらそのすべてを叶えてくれる。ありがたいことなんだけれども、最近その態度にイラついてしまう。なんで全部その通りにするの？なんで全部まねしてくるの？と思ってしまう、自分の性格がとても嫌になる。その原因のすべてが結局は、容姿を好きになれないところにあるのではないかと私は思ってしまうのだ。見た目ってそんなに大事なものなのか。どうしてこんなにとらわれるんだろう。

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自分がなりたい容姿にならなければ、この呪縛からは逃れられないのではないかと思う。コンプレックスの出っ歯を矯正し歯をトウモロコシくらいの大きさに整えて、体重は45kgの美容体重にダイエットすればマシになるのかな。でも逆に、さらに容姿が大事になるような気も、する。