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NASUの本を作りたい。


自分にとっての当たり前が、誰かにとっての気づきになる。


任天堂を辞めてからブログ、SNS、トークイベント、美大講師など、自分の経験やデザインの考え方を発信するようになって気がついた。「自分では当たり前にやってきたことが、誰かにとっての有益な情報になる」と。


ブログに書いた「30歳の焦り」。good design companyを受けて惨敗。転職を壮大に失敗したことを試しに恥さらしのつもりでやったら、知らない人からたくさん共感メールが届いた。「良いデザインを作る上で気をつけていること」を5つまとめたらバズった。おもしろいのはデザイナーさんからの反応だけじゃなく、ビジネスパーソンにも反響があった。仕事全般にいえることのようだ。そして、僕の発信したことで言われるお礼がとてもうれしかった。

僕のデザイナーの個人的な人生は、いろんな人へあらゆる仕事への取り組み方に通じる。僕の経験や考えがいろんな人に役立つんじゃないか?(まぁ、人間、誰しもがそうなんだけど。)僕の場合、臆病で慎重派。ウジウジして特に才能のズバ抜けている訳じゃない凡人。それなのに大事にされたい欲が強い。ビジネス書コーナーの天才たちよりリアリティがあって数多くの人に喜ばれるはずだ。


去年、出版社の編集者さんから「本を出しませんか?」と声をかけられたんだけど僕自身の人間の魅力ではなく「任天堂」だった。その編集者さんはそれでも熱心に話を聞いてくれて会社に提案してくれようとしてたけどやっぱり実現はしていない。


これはもう自分で作るしかない。『マエボン』みたいに。


雑誌『マエボン』は僕が主宰するオンラインサロン「前田デザイン室」のみんなで作った。僕たちがオンラインサロンでやっていることは、ただの遊びではないことが証明された瞬間。とはいえオンラインは出版社ではないし、会社でもない。会社とは真逆を行く前田デザイン室だからこそできる出版があるんじゃないかと感じている。前田デザイン室なら『NASU本』が作れる。


本来なら僕の会社NASU名義でやるべき活動ですが、『マエボン』ムーブメントを見てたら前田デザイン室で作った方が絶対おもしろいし、仲間同士の絆ができた。この熱量の力を借りれば、NASU本がさらに広がりいろんな人に届けられると考えた。


そしてなにより、NASU本は自分のためのものである。ぼくは漫画家として転身した。(まだちゃんと動けてないけど)デザイナー人生の集大成としてビジュアル化・言語化し形にしておきたい。その経験を漫画家に活用してゆく。

“まえだたかし”が漫画家として成功した時にこのNASU本で成したという証拠になるのである。


というわけでNASU本を作ります!

2月25日(月)渋谷で制作発表会をやります。
※どなたでも参加可能です。【無料】

申し込みはこちらから
あなたも制作メンバーの一員になってください!!

●スペシャルオープニング動画
●前田高志による制作に向けた意気込み
●『任天堂会社案内』のデザイン解剖
(※ここでしか話せない完全クローズドの内容です)
●公開インタビュー「NASU本 編集長 浜田綾 × まえだたかし」
●質疑応答(質問者のお名前とともにNASU本に掲載されます。)
●リッツパーティ
●ここだけでしか手に入らない「NASU本アンバサダーステッカー」贈呈




(余談)
実は2017年10月。自分の作品集を作ろうと、オンラインサロン箕輪編集室もやめちゃったんだけど、箕輪厚介の魅力に触れて箕輪編集室に復帰。そこから1年後、箕輪編集室をきっかけに生まれた「前田デザイン室」で本を作る。物語はすべてつながってゆく。



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