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2021年、前田デザイン室のテーマは「バカ」

デザイナーの前田高志といいます。

株式会社NASUというデザイン会社やったり、300人以上の人が参加しているクリエイターコミュニティ「前田デザイン室」をやっています。

僕の2020年の当初の目標は「職人」だったんです。僕は裏方に徹する。対外的に出るのは控え、前田デザイン室のメンバーが主体になって外に出ていくフェーズだと思っていました。そう決めてスタートした年でした。(結局的にはこれでもか!ってくらい僕は露出しまっくったんですが 、、、)読むと失敗したくなる雑誌『マエボン2 』が完成し、メンバー主体でイベントをやっていこうとしていた。


そんな中、突如コロナ禍が襲ってきた。どんどん閉塞感が押し寄せてきた。僕はいろんな不安に耐えられなくなって、たくさん実験的な施策を試すことにした。書店で『マエボン2』のイベントもできない。クラウドファンディングのリターンが未消化のまま残っていて、新たにプロジェクトはスタートしづらい。これまで定期的な会でもみんなと会えない。

次の1手を模索していた。

前田デザイン室公式ソングのCD化はほんとにありだと思った。CAMPFIREのコミュニティフェスティバルの話を聞いていたし、曲の完成度が半端なかったから。


緊急事態宣言の時は、ひと月にオンライン定例会を闇雲に3回やっていた時期もある。どこかオンラインだと絆が生まれにくい。コミュニティは絆が命だ。「LINE相談」も絆を作る施策のひとつだった。色んなことに手を広げて悪くいえば、迷走していたかもしれない。でも、社会的に苦しさが増していたからか、常に「もっと楽しくなるには?」と焦っていた。

新たに始めた試みの一つである『ぬけだ荘』という取り組みがある。20、30の前デメンバーは「今の自分を変えたい」という人がたくさんいる。このパワーは大事にしたいし、お互い相乗効果があると思った。実際、刺激を受けて変わったメンバーもいた。この社会実験は効果てきめんだ。今、その施策は続いていて、より効果があることを模索している。それを今年、まとめた書籍を出版できないかと考えている。


『24時間マエダテレビ』もコロナがなかったら生まれなかったプロジェクトだ。初めての試み、緊急事態宣言が解除された直後ということもあってか、プロジェクトメンバーの熱力は異常だった。僕にとっても一生モノの体験になった。みんなもそうなっているとうれしい。確実に言えるのは、未知のオンライン24時間のイベントにチャレンジすることで大きなスキルと経験を手に入れたはずだ。

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9月には「記者会見」を行った。VIEWという前田デザイン室から生まれた会社との発表と前デのWEBサイトのお披露目だ。デザインスクール『スイスイ』のオンラインイベントも行い大好評だった。「メンバーが前に出ていく」が少し実現できた。その後、『金持ち貧乏デザイナー』というイベントを前田デザイン室プロデュースで行ったら、参加者1100人以上、Twitterトレンドワード入りを果たした。驚異的な成功だった。

その後、CAMPFIREさんから制式オファーいただき、CAMPFIREコミュニティフェスティバルのイベントにも前田デザイン室が大きく関わった。


2020年はオンラインイベントの前田デザイン室だったといっても過言ではない。「前デが絡むと盛り上がる」を証明になった気がする。 こうして、(コロナはますます猛威を振るっているが)苦しかった2020年をひとまず乗り越えた。


さて、2021年だ。そろそろ、おもいっきり笑いたくないですか?


前田デザイン室のクリエイティブテーマは「永遠の童心」です。行動指針は「おもろ たのし いいな」です。

もう一度、前田デザイン室の原点に戻ろうと思った。


前田デザイン室、何やってんの?」が1番の褒め言葉です。


そうするには今はちょっと真面目になってきているなと反省した。


基本は「永遠の童心」だが、脳みそをもっとグニャグニャにしたい。そうだ、バカになろう。バカで、くだらないことを誰よりも一生懸命やっていく集団になる。それが、前田デザイン室の存在意義である「仕事では味わえないクリエイティブを」を実現する。



もっと「バカ」になる。


そう決めた。



2021年1月1日 前田デザイン室 室長
前田高志



前田デザイン室 2021年新メンバー募集。良い意味で“バカ”を求めてます。僕の書籍『勝てるデザイン』(仮)から派生した「デザインの必殺技カードゲーム」、「ぬけだ荘」書籍化が大きなプロジェクトです。これらにもバカ要素を入れていきたいし、新たに“バカ”をやりたい。


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