徒然なるアナログ生活〜今日の1枚〜VOL.36 22.07.19
おもーいではーいーつの日ーもー雨〜
気づけば雨、戻り梅雨ってかガチ梅雨
先日誕生日で、ついに33というギャンブラー的に激アツのゾロ目になりました。ちなみに誕生日は大体雨です←
領域展開出来るようになるのが目標です。
領域内なら雨降らないからね!!
領域展開 『坐殺博徒』
33歳一発目。
色々やること盛りだくさんで日が開いてしまった。
そういう時は原点に。誕生日だったし。
ということでこの1枚でリスタート
NIRVANA/BLEACH
89年作。私生誕の年にインディーズからドロップされた歴史的デビュー盤。
NIRVANAという伝説のバンド。その第1作目。
凶暴さと朝削りさ、初期衝動、とにかく持てる心情を全てぶつけて来るような1枚。
次作『NEVERMIND』で世界を文字通りひっくり返す彼らだが、このデビュー盤に既に片鱗は見え隠れしている。
当時のメインストリームとは明らかに一線を画すサウンド。それはパンクでもメタルでもハードロックでも、ポストパンク、ニューウェーブ、ポップスでもなく、紛れもない新しい音楽。
後年オルタナティヴロックと命名されるカテゴリの始まりであり、グランジというジャンルの誕生である。
カート・コバーン(Gt. Vo.)
クリス・ノヴォセリック(Ba.)
チャド・チャニング(Dr.)
(デイル・クローヴァー)(Dr.)
当初のメンバーの中でデイル・クローヴァーはサポートメンバーであったため、本作の数曲はチャドが叩き直している。
お気づきだろうか。
そう、この時点ではまだデイヴ・グロールは居ない。後年フーファイターズで世界を席巻する彼の加入は90年。
チャド・チャニングは技術不足を理由にクビになるのだが、本作を聴くと何となくその理由も分かる。
明らかにデイル・クローヴァーの録音の方が良い。デイヴ・グロール加入の決め手は、デイルのようなドラムを叩けたからではないかと筆者は推測する。
さて、リリースはインディーズ、技術的にやや稚拙である本作だが、内容はとても良い。
カート・コバーンの作曲センスが抜きん出ている。
なるほど、ゲフィン・レコードが目をつけるわけだ、と納得する。
グランジの語源は「薄汚い」を意味する「grungy」
ダメージジーンズにヨレヨレのシャツにスニーカーという出で立ちだったニルヴァーナがその発祥とされ、70年代のパンク、ハードロック、初期ヘヴィメタルにインスパイアされたサウンドを指す。
ガレージロックなんかも影響を与えているだろう。
ヘヴィなリフを中心に展開され、テクニックというよりはパワーで押し込んで来る。
ソニック・ユース、サウンドガーデン、パール・ジャム等がグランジバンドとして有名だ。
スマッシング・パンプキンズやニッケルバック、フィーダー、ミューズ、ロストプロフェッツ、フーバスタンク、フーファイターズ、こうした後世のモロ影響受けているサウンドを想像して貰うと分かりやすいかもしれない。彼らはポストグランジと呼ばれるが筆者からすれば、全てグランジだし、オルタナだ。
与えてきた影響は絶大。
カレッジラジオから火がついた彼らの初期衝動満載の本作は、若者が抱えるえも言われぬ鬱屈を発散させる魔法のような音楽だった。
激しく泥臭いグランジ、その始まりの1枚。
出だしから歪みに歪みまくったギターにめいっぱい爆裂するベース、力いっぱいにぶちかますドラム。
33年経った今でもその勢いとパワーに圧倒される。
80年代のメインストリームに引導を渡す、そんな革命的デビュー盤。
グランジ好きにはマストの作品だし、この鬱陶しい雨を吹き飛ばしてくれるだろう。
アナログ盤で聴くとガツンと爆音が炸裂する。
RSD2021で再発されたのを狙っていたのだが、あえなく撃沈…。完売まで秒速…。プリンスより早かった…
落ち込む私に朗報届くのは数日後。
ディスクユニオンのTwitterにウォルマート盤の告知が!!
すぐに取り置き連絡をし、その日のうちに取りに行った。RSDよりレア感ある。
ウォルマートって…、ねぇ?笑
音質音量何もかも最高。グランジはアナログ盤との相性はガンギマリする笑
といったところで今日はここまで。
毎日社内ニートだし、天気は悪いし、誕生日は雨だし、ホントに鬱々とするが、そんな時こそレコードで発散!
個人的な話で恐縮だが、この連休でストレス爆発して、レコードを10枚ちょっとさらに買ってしまったので、置き場がやばくなってきているw
彼らを紹介するのはいつの日か…w
日常の片隅に名盤を。
次回も近年物をチョイス。
あの伝説のバンドを。
乞うご期待!!
それでは!!
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