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実家がケーキ屋の元板前が帰国してスタートアップに転職した理由

「もっと打席に立ちたい」前職の飲食企業時代に思い立って始めた10Xへの転職活動。
3月にカンボジアから帰国して、5月から株式会社10Xに就職し、早いものでもう約3ヶ月が経った。もっぱら飲食業界の人だった自分がどういう意思と理由を持って10Xへの転職を決めたのか、書こうと思う。
まだ何も成し遂げられていないので気が引けるが、それを待っていると発信が滞りそうなのであえて気にしないでおく。


飲食⇨ITスタートアップへの転職は入社前から「相当ストレッチの効いたキャリアジャンプになるな」と自覚していたが全くその通りで、入社前から漠然と自分のスキルと求められる姿のギャップを感じていた。
今はそれが着実に顕在化してきていて、課題として認識しながら、自分の行動を調整し、足りない知識をキャッチアップをしていく日々を送っている。正直言うと課題の多さにわりと毎日ヒリヒリしている。

ただ、本当にいい機会に巡り会えたと心から思っているし、半年前に転職を思い立った自分の思い通りに進んではいるので、存分にこの機会を活かせるように長い目で過ごそうと思っている。
こんな自分に向き合って真摯にフィードバックをかけてくださる10Xの方々には感謝してもしきれない。自分の働き方にフィードバックをもらえる機会が初めてなので本当にありがたい。この場を借りて感謝を伝えたい。

心の底からものごっつ感謝してます。
ほんまにいつもありがとうございます🙇‍♂️ 

from 野村の心

最近10Xに入社された方に「正直tomoさんが10Xにいて少し安心しました」と言われた事がある。(そう思ってもらえるのはめちゃ嬉しい)

自分でも未だに「よく採用してもらえたなぁ…。」と思うくらい客観的に見てもキラキラなハイキャリアな人たちが集まっている会社で、社内でも特に非連続なキャリアを選んでいる方だと思うので、もし業界を変えてスタートアップに転職を考えている方はこんな僕をみて存分に勇気づいてもらえればと思い、記事を書く事にした。


これまでのキャリア

一つ一つ詳しくは書かないが、今までのキャリアはこんな感じ。

  • 調理師専門学校(1年)

    • 調理師免許を取るコースで全ジャンルの料理と食品、衛生、栄養学ぶ

  • 大阪の割烹で板前修行(約3年)

    • 客単価2万の大将と自分と女将さんで切り盛りする割烹で一流の料理人になることを目指し板前修行

  • 特定非営利活動法人ジャパンハートのカンボジアで給食事業立ち上げ(1年)

    • 治療中の小児がん患児に給食を提供する事業を立ち上げるために、資金調達、施設づくり、採用を担当した。立ち上げ業務全般。(HP)

  • カンボジアで5店舗飲食店を運営する日系飲食企業で経営(約3年)

    • 店長として就職し、1業態2店舗の立ち上げを担当した。その後役員として3業態5店舗を運営する飲食企業を経営。一人日本人として現場から会社づくりまで全般を担当した。(取材記事)

現場での下仕事や接客から、店舗や業態の立ち上げや組織づくりまで飲食業界における業務を幅広く経験した。
途中カンボジアに行くキッカケとなったNGOでの事業立ち上げを通してプロジェクトマネジメントなどの多少のビジネススキルを網羅的に習得した。

転職した理由

料理人としての修行と飲食企業の経営を経験した自分にとって、30代以降にもっと大きなジャンプをするために20代後半の時間を異業種のキャリアにベットすることを思いつくのにそう時間はかからなかった。

30代になる前にもう一つ強いキャリアの軸を持ちたい

自分の実家は大阪で数店舗洋菓子店を運営する会社を経営していて、兄は父の後継になるためにパティシエ修行をしている。
昔から自分発信のwillでやりたいことを決めるタイプではなかったので、兄がパティシアになるなら自分が料理ができれば、助け合えて良さそう。くらいの気持ちで料理人になることを決めた。
今回の転職でも、10Xに決めた一番の決め手は小売のEC化を支援しているという点であり、これから父の会社をスケールさせていく際に何らかのソフトウェアを使って洋菓子業界における流通や小売を支援するニーズが出てきた際に自分の知見を活かすことができれば良さそう。というのが理由の一つである。
自分は父の店のお菓子が大好きだ。そしてそれよりも父母、兄のことが大好きだ。
誰に何を言われたわけでもないが、社会人になる時から、兄に足りない要素を自分が補えることができ、困った時に役に立つことができればこんなに幸せな事はないだろうと思いキャリアを決めている。
キッカケは何であれ、必要性を少しでも感じることができたらそこから没頭していくのは自分の得意分野なので、自分にとっての理由づけの一つとして”家族”は大きなレバーとなっている。
もう一つはシンプルに直近で起業を考えているわけではないのでここでIT業界に行けば今後のキャリアに効きそう。というのも理由である。

より多くの人に影響を与えられる仕事がしたい

これまでのキャリアの中で、自分が仕事をする上で大事にすることは”手触り感”と”影響の範囲”だと気づいた。
板前時代は目の前のお客さんに料理を提供して、接客をして喜んでもらうことに手触り感とやりがいを感じていたが、NGOでの事業立ち上げと飲食経営を経験し、自分の仕事で影響を受ける人が増えるにあたって責任感とやりがいがどんどん増していくことを実感した。
自分の仕事人生の中でこの二つを満たすことは極めて重要だと気づき、自分がカンボジアに住んでいる時に日常的に使っていたネットスーパーを日本に広げる事に尽力することができるキッカケを10Xを通して見つけて興奮したことを覚えている。

コンプレックスを克服したい

まあなんてわかりやすい理由かと思われると思うが、自分は大学を出ていないし、新卒時代には芋の剥き方と包丁の研ぎ方しか習っていない。
その代わりに今までのキャリアの必要な場面で必要なスキルを習得していった訳だが、何より自分はまだまだ1社会人として未熟であることを強く自覚していた。そんな自分とは裏腹にそのままでも上がっていく立場に少し違和感を感じていた。確かにあのままでも問題があったわけではないし、それなりに結果を出していたことを自負しているが、「このまま30代を迎えて大丈夫か?」と心のどこかで思っていて、スキルに偏りがある事を自覚していたし、現時点での偏りを尖らせて生きるほど自分には勇気がなかった。

今は克服したいものが顕在化してきて、いい感じにヒリヒリしながら毎日を送っている。


最後に

1番コスパの良い勉強は、”自分が目指す姿と現状の自分のギャップを顕在化させること”とその上で”わからないことを調べること”だとこれまでの経験を経て自覚しているので、自分がなりたい姿を言語化してそれらを達成できそうなところを転職先として探していた時に、カンボジアで朝の散歩中にきいた社長のPodcastが10Xを知ったキッカケであるで10Xと出会った。こんなに自分の意思にぴったりのところがあるか⁉️と驚いたし、一社しか受けていない。(受かった時は画面を見ながら派手にガッツポーズをした。)

その結果、入社後は自分のなりたい姿と現状の自分とのギャップが大きかったので今モモ裏が攣りそうなぐらいストレッチが効いているが、承知の上で決断しているので覚悟は決まっている。粘り強く向き合っていく。

正直異業種への転職を決める前に怖気付いた期間があったが、ネットに落ちていたこの記事を見て、今回の決断の後押しにすることができた。

ありがとう藤原さん。


10Xでの機会を通じて、ヒリヒリもギリギリも喜びも含めて存分に仕事人生を謳歌しようと思う🚀。



ほんでtomo結局どんな仕事してんの?って人はこちらを読んでもらえると嬉しい。
BizDevのLaunch & Operationsという役割で仕事をしている。詳しくは↓

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