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【韓国旅行タクシー運転手】後編

自分は途方に暮れて、キャリーを引きながら外のベンチに座っていました。
すると、奥の方からタクシーがうろちょろして近づいてきました。
まぁ客を探していたのでしょう。
タクシーの運転手は声をかけてきて、
「乗ってくかい?」
自分は知らない土地ですが、好奇心と助かりたい気持ちで、乗りたいけど、金ないよ!みたいなジェスチャーをしていた記憶があります。
自分はそのとき1000円ちょいしかなかったので、とてもじゃないけど金浦空港から仁川空港までいけるお金はありません。
確か10kmくらいはあったかもしれません。
だけど、タクシーは「乗りなさい」と言っていたような感じで、また身なり髪型などから「日本人」と思ったのでしょうか。
カタコトの韓国語や調べながら話して、「金ないけど大丈夫か?」と伝えました。
「有り金をすべて渡しても絶対足りないぞ!」と。
しかし、タクシーの運転手は「良い!」と言っている感じに聞こえました。
逆にこの辺に降ろされても困るので、かなり半信半疑でしたが、乗ることにしました。
タクシーは慣れた運転で高速道路にも乗ってくれました。料金所では係員と知り合いなのか、
こちらをみて親指を指して、何やら「乗っけた客が金がなくて笑っちゃうよ!」みたいな感じで話している感じがしました。自分は身を乗り出しながら興奮冷めやらぬ感じで、到着するのかどうか緊張しながら乗っていました。
タクシーは着々と仁川空港に向かっています。
空港までの周りのヤシの木みたいなやつや韓国の国旗、夜の暗い中のネオン。
今でも忘れません。
そして少ししたら無事に空港に着きました。
自分は有り金を握りしめて「本当にいいの?」と聞くと、運転手は「大丈夫だ」と言ってくれました。
自分は韓国人の優しさをそのとき身にしみて感じました。
おそらく全然金も足りていないし、こういったらあれですが、高い給料をもらってるのかも分かりません。
それでいて、見ず知らずの日本人を送ってくれたのです。優しさに感動しました。
自分は「是非今度お返しがしたい!」と携帯番号を教えてもらいました。
運転手は「お礼なんていらない」と言っていました。
自分は「いやいや」と言いました。
最後には握手をして、あとでお礼のメールもしました。相手からは、「いえ、気にしない」でと返ってきました。
その後は無事に着いて、飛行機で帰国できました。
その後コロナで韓国も行けず、お礼もできていません。
また、携帯が壊れて番号も消えてしまいました。
「優しくされた人にお礼もできず、連絡手段がとだえる事が辛い」と感じました。
あの運転手さんは今どこで何をしているんだろう?
また出会えたら是非お酒と共にお詫びしたい。そして自分も優しくありたい。

皆さんは優しくされたり、「韓国でこんなことがあったよ」なんてことはありますか?
僕はたくさん韓国旅行をしました。
色々なことをまた発信します。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

色々やってます ⤵︎⤵︎⤵︎⤵︎⤵︎⤵︎⤵︎ 



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