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手帳が自己肯定感と自己効力感を爆上げした

アナログ手帳を続けたい! と決意し習慣化についていろいろと調べていたとき

人間の脳は慣性の法則に支配されているため「いつもの行動、いつもの時間の使い方」を無意識に行ってしまう。
なかなか続けられない、やめられないのは意志が弱いからでもちゃんとしていないからでも性格のせいでもなく、人間の脳の仕組みがそうなっていることが原因

ということを知り目から10000枚くらいウロコが落ちました。

えっ!!! マジ?!?! 性格じゃないの?!??!!

今までずーーーっと自分は意志薄弱で自分で決めたこともろくにできなくてなにをするにもダメダメなクズでだらしのない最悪最低な人間だと思ってました。本当に。マジで。自分に対しての悪口なんて軽く100個くらい見つかりそうなほど。直近までは自分のことダメの擬人化って言ってたし。

前職をやめた時に、めっちゃ自己肯定感が低かったから余計にしんどかったみたいな自己分析をしてました。
それは正しかったけど、転職したことでそこも払拭できたと思ってたんですね。

だがそんなことはなかったぞ。

数年に及ぶ自己否定がそんな簡単に変わるわけがなかった。

転職活動にはほとんどいい思い出がないんだけど、印象的だったのが
「これまででいちばん苦労したことや大変だったことを、どのように乗り越えましたか?」
という質問を受けたとき。

まっっったくそんな経験が思い浮かばない…!!!

え? そんなことある? たしかにこれまで働いてきて大変だったことや苦労してきたことはそれなりにあったはず。なのに全然思い浮かばない。

よくある質問なので事前準備もあったけど「ないな」としか考えられず。
とはいえ元気に「ありません!」とも言えないので、強いていえばあれが大変だったかな…ってことをもぞもぞ話したり。そりゃ面接落ちるよ~!
てかむしろめっちゃいい笑顔で「幸運なことに特にそういった経験はありません!」って言い切ってたほうがよかったんだろうな~!!
ほんと転職活動時は人の目ばっかり気にしてたなあ。

我ながらまあまあ、自分って要領がいいんだろうなと思うことはあって。
まあまあなんでもできる。てか「あ、これはできない」って判断したら即切り捨てるところがあるんですね。

できるからやる。できないことはやらない。

わたしは自分のそんな潔いところ好きなんですけど、逆に言えば「全然できなかったことができるようになったことがほとんどない」わけです。

うまくできなかったことがうまくできるようになったとかはあるけども、それもあくまで最初から1点でもできていたということ。

1を100にするのは何度もやってきた。けど0を1にしたことはない。

自慢か? って感じですね。なんでも最初からできちゃうんです~っていう。

でもね、できないことは絶対にできない、できるわけがない。わたしには無理。こんなこともできない。みんな簡単にやっていることができない。わたしはなんてダメな人間なんだ。これからもできるわけがない。このままずっとクズとして生きていくしかないんだ。

っていう自己否定につながるんですよ。成功体験が極端に少ないから。

達成感っていうのがほとんどなくて。唯一達成感があったのは同人誌をこさえることだけですね。
もし同人やってなかったらもっと深刻なことになってた気がする。でも自分に自信がないのはずーーーっと患ってきた宿痾みたいなもんなんですよ。

しかもわたしのできないことって早寝早起きとか、片付けとか生活習慣に紐付いたことが多くて。
「他の人はちゃんとやってるんだから」っていう責められ方をよくされたので余計に「自分がダメ。自分がおかしい」っていう思い込みも強かったんですね。

たとえば転職後、前職よりかなり時間ができたはずなのに自炊も続かない。引越し後の片付けが一部終わってないけどそのまま。休みの日もごろごろしてゲームとついったー。そのままうとうと寝て夜に寝られず寝不足。朝起きるのもしんどくなる。手帳も結局書かなくなった。とかいろいろ。

毎日毎日自己嫌悪。あーやっぱわたしこれからもこんな感じなのかな。クズとして生きていくしかないのかな。だからお洋服も似合わないのかな。やめるしかないのかな。って感じで生きてました。去年は。
時たま「でも料理は上手だし。神は二物を与えずっていうし、他の才能全部犠牲にした結果自分の作った料理が美味しいのなら仕方ないのかもな」っていうポジティブなんだかネガティブなんだかよくわからないことも言ってましたね。

で、いつまでもこのままっていうのは嫌だったからまず手始めに手帳を続けるかどうかの白黒つけにいったんです。

そして結果的に手帳は1年以上経った今も続いています。

ついに0を1にすることができた…!!!

本当に本当に小さなことかもしれないけど、この達成感は他のなににも例えられない。
しかも手帳を書くことで自分のやりたいことや、やらないといけないことを客観的に整理できるようになった。できたことに花丸をつけるとそれだけで自己肯定感爆上がりですわ。
ちゃんとできた! すごい! えらい! って自分で何度も手帳に書いた。

今まで自分に対して

「がんばってると思うけど本当にがんばっているのか? ならなぜできないんだ? がんばっていないんじゃないか?」

って猜疑的だったのが、手帳に書いたことを実行するだけで

「こんなにやることがあったのにちゃんとできた! すごい! がんばった!」

って素直に自分を褒めてあげられる。

もうめっちゃくちゃ生きやすくなりました。

この「できた!」って達成感から自己効力感が高まったことで自炊も続いたし。なるべく早寝早起きもできるようになってきたし。

なにより最近めちゃくちゃ寝付きがいい。
布団に入って1時間寝られないとかザラだったのに、ここ数ヶ月30分以内には寝入ってる。

自分は寝付きが悪いから早寝なんてできない! だからやらない! って思ってたのに。

この1年、いろいろあったけど手帳書くようになって本当に良かった!! って心から思っています。

ありがとう手帳! ありがとう自分!!

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