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最強の英語学習法


中学高校と英語のテストは毎回追試!

そんな私は数年前に英検準1級を取ってしまい、MITプレスの本の一部を英語で執筆し、好きなドキュメンタリー映画の字幕を作りました。それなりに英語ができるようになったのです。

「どうやって英語を勉強すればいい?」

と、よく尋ねられるので、最強の英語学習法をお伝えします。

はっきり言いますね。

そんなもんありません!


ただ言えるのは、脳の仕組みを知って味方にしましょう!

以上です。

「え〜、ちょっとは助けてよ!」という声が聞こえてきそうなので、大切なことを書きます。最強の英語学習法は「楽しく、ほぼ毎日やる」ことです。これは英語に限らずどの勉強、趣味、仕事などにも言えることでしょう。

私は脳科学の専門家ではないので、脳のことはよく分かりませんが、一般的に人間は脳の10%程度しか使われていないと言われているので、その10%をいかに効率的に活用させるか、または使われてない無意識の90%をどう扱うかにかかっています。そのためには、A. 記憶力と B.モチベーションを効率的にあげましょう。

A. 記憶について


一生懸命覚えたことも忘れてしまっては使えません。小学校で私の英語の授業を受けた5年生のクラスには、表現を思い出せないこと、忘れてしまったことに傷ついて自信を失い、学習意欲を完全に無くしてしまう児童が1割はいます。そんなとき彼らに必ずこう言います。「忘れちゃった?素晴らしいね!忘れるのは人間に備わった素晴らしい機能だよ、また覚えよう。」そうすると彼らの顔が笑顔になります。

そう、忘れることはある意味で記憶を完全に定着させるための通過儀礼のようなもの。忘れたら覚え直す、それでいいのです。あなたが今、日本語を上手に使い話すことができるのは、周りの大人たちが辛抱強く幼児のあなたに何度も同じことを話しかけてくれたり、好きなアニメを何回も見たり、そうして「忘れては思い出す」という工程を繰り返すことで、言葉を自分のモノにできるのです。

思い出すには効率的なタイミングがあります。単語や表現を覚えたら、次のタイミングで思い出します。

1. その翌日
2. 1週間後
3. 1ヶ月後あたり

もし忘れていたら、また覚えなおします。このタイミングは個人差があるので、自分がいいタイミングを見つけましょう。3ヶ月しても覚えていたら、それは記憶としてかなり定着しています。詳しいことは、「エビングハウスの忘却曲線」などの言葉で検索してみてください。

B.モチベーションをあげる

なんでも楽しいと感じているときは、体内から何か素敵な成分が分泌されたりして、意外と上手くいくものです。そのためには2つのステップがあって、

1. 走り出し
2. 内容

この2つが大事です。

1.の「走り出し」というのは、勉強をさぁ始めるぞ!というときのことです。勉強を楽しい、面白い、楽だ、と感じているときは、これはすごく簡単です。でも勉強しなきゃ〜となると、なかなか始められずサボってしまいます。よく「やる気が出ない」と言いますが、そもそも人間にはやる気というものが存在しない論があることを知ってください。人間はすごく賢いので、生きるためにどうしてもやらなくてもいいことについては、やる気などでなくて当然です。やりたくない、サボりたい、は当たり前のことで悪いことではないと認めましょう。でも、ちょっと振り返ってみると、一旦やり始めると、黙々と作業的できたり、意外と楽しめていたりしませんか?そう、滑り出しさえ決まればあとはこっちのものなのです!

「3分だけやればいい」「終わったら遊びに行こう」「好きな音楽をかけたらやろう」自分なりの走り出すための楽しいトリガーを決めておきましょう。

2. 内容は、勉強の内容が楽しいものになるようにすることです。英語の勉強が他の学習と違うのは、言葉はコミュニケーション、情報を伝えるための道具であって、それが目的ではないということです(語学マニアの方は除きます)。その学習を楽しくする方法は、個人差があるので例を挙げてみます。

・明確なゴールを持つ(TOEICの点数、海外旅行の日を決めるなど)


・一緒に勉強する友達を作る
・英語を話す友達を作る

・学習記録をつける


・ライバイルを作る(あの人より上手くなりたい!)


・適切なレベル(簡単すぎたり難しすぎない)


・憧れの人がお勧めしてくれたテキストを使う

・自分が気に入ったテキストを使う


・素敵な先生に習う


・どうしても読みたい文章を見つける


・どうしても原語でみたい映画を見つける


・どうしても英語て伝えたいことを持つ


・どうしても英語で話したい相手を見つける


・使いやすいテキストを見つける
(スマホアプリでコツコツなど、オーディオ教材で移動中に、など)


・勉強していることをSNSなどで公開する


・英会話カフェなどに参加してみる

例えば、「学習の記録をつける」は、何かを貯めていって、その成果をみてうっとりするような人には最適ですが、私は地味にコツコツするのが苦手なのでストレスになります、無理です。ただし負けず嫌いなので、英検受験をSNSで宣言して、落ちたら恥ずかしい!という気持ちを持ったのは強いモチベーションに繋がりました。恥ずかしがり屋さんなら英会話カフェは適さないし、社交的なら人なら最適、というように、楽しみながら勉強できる方法はそれぞれなので、自分の性格をよく把握した上で、ベストな方法を見つけてください。

次のnoteでは、私が使った具体的なツールやテキストを紹介できたらいいなと思っています。



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