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「椅子から正しく立ち上がる」だけで、肩こりは解消できる!

 肩こりがひどいんです。
 肩周りをさわると、がっちがちになっています。
 セルフマッサージしたり、ぐりぐり腕を回してみたり、いろいろしてるんですが、なかなか改善されません。

 困ったなあと思って、肩こり関係の本をひたすら読んでいたら、革新的な本に出合いました。それがこれです。

 筆者のいっせいさんは、前提として「肩こりに陥りやすい人のチェックポイントとして、まず椅子からや床から立ち上がる時に、太ももに手をつきながら、手の力を使って立ち上がっている傾向が多い」とした上で、肩こりになる原因をこのように述べています。

 そもそも、椅子から立ち上がる時、床から立ち上がる時、人は手の力を使わずともカンタンに立ち上がることができるカラダを持っているはずです。 

 しかし、手の力を使って立ち上がろうとした瞬間、下半身が本来する仕事である【上半身の重さを足が感じて、必要な筋力を出して全身を支えながら立ち上がる】ことを忘れ、結果として肩が文字通り「肩代わり」してかばってしまうのです。

 しかし、足の仕事をカバーしている上半身は、常に足のことを考えながら生活するので、力が抜けない生活を肩周りは強いられます。

 ここに、肩本来の仕事も同時に重なってくるので、肩からしたらダブルワークをしている状態になります。常に。あなたが寝ている時もどんな時も 

 なるほど、「体重を支える」という、下半身がやるべき仕事を「肩代わり」してもらってるせいで、肩に負担がかかりまくってたのか!

 そんな「肩ダブルワーク状態」を解消するには、なんと「椅子からの立ち上がり方」を変えるだけでいいんだそうです。

 詳しい方法は本を読んでもらうとして、私が試してみたのはこんな感じです。

1 椅子に浅く腰かけ、足の裏を床につける
2 太ももに手や腕をのせ、少しずつ体重をかけていく
 (肩からすーっと力が抜けるまで)
  落ち込んだ時みたいに頭を下げると、より体重移動がしやすいです
3 足の裏を意識して、おしりをずらしながら、ゆっくりと立ち上がる

 これだけで、かなり肩こりが軽減されます。「今までマッサージやらいろいろやってきたのは何だったんだ!」とびっくりするほど。

 ということは、今まで肩に必要以上の仕事をさせてたってことです。ブラック企業的なカラダの使い方してたんですね。

 24時間365日、常にダブルワークしていたのか。そんでオーバーヒートして、がっちがちに凝ってしまってたのか。すまんな、肩。これからは、下半身に体重かけて、ちゃんと仕事させるからな。
 
 椅子から立ち上がる時に気をつければいいので、気軽にトライできるのも嬉しいところです。肩こりにお悩みの方がいらっしゃったら、ぜひ読んでみてください。

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