R2.2.21 ジャズとは何でしょう?(その3)

スピーカーを買い求め、実家に(仮想)ジャズ喫茶を開設したことにより、さらにジャズ熱に拍車がかかった私。当初はレンタルで済ませていたCDを購入するようになり、さらにウォークマンもひとつ上のグレードのものへと買い替えました。当然、聴いているのはジャズばかり。他の人にしてみたら、「ジャズ? なにカッコつけてんの??」となること請け合いです。でも、その時の私は、少しでもジャズという音楽を解ろうと必死でした。ジャズという今まで出会ったことのない音楽を少しでも理解したい、ジャズの良さを体感したい、そんな思いでいっぱいでした。

そうしてジャズを聴いていくうちに、そもそもジャズに定義はあるのか、何をもってジャズっぽいと判断しているのか(今でもわかりませんが)、そんな疑問が湧いてきました。また、ジャズについて解説したブログなどを読むうち、ジャズの大部分を形成しているアドリブ(即興演奏)はコードやモードといった理論によって形作られているということがわかってきました。

コード? モード?

“なにそれ!!”

何度解説を読んでも、私はこの用語の意味するところが解りませんでした。「演奏上のルールみたいなことを言ってるのはわかるけど、つまりどういうこと?」これを理解できなければ、ジャズの本質を掴んだことにはならないのではないか?

そこで私が何をしたか。過去の記事を読んでいただいた方なら、もうお判りでしょう。

“実際に、ジャズを演奏してみればわかるんじゃね??”

私がサックスを習うに至った過程にはこのような思考の流れ(とまで言うほど大したものではないが)が、あったのでした。ちなみに、現在はコードの仕組みについて先生に習っているところ。まだまだ、本質を掴むには程遠いわけですが(当たり前だ)、焦らず時間を掛けて取り組んでいきたいと思っています。

ジャズにはそれだけの価値がある。何も知らないド素人をここまで引きずりこんでしまうくらいですから。

最後に、私がジャズをこれから聴き始めようという方にオススメしたい一枚から。

天才クリフォード・ブラウンのトランペットが響き渡る、いつ聴いても気分が盛り上がる名盤です。

それでは皆さん、よいジャズライフを!

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