R1.10.31 読書の秋ということで

またまた期間があいてしまったが、何を書こうか。とりあえず、最近読んだ本について。

タイトルは村上春樹の某小説からとったのであろうが、内容は(当然)一切関係なく、しかし(当然)面白い。世界の辺境に潜入し、それをネタに書いてきた高野秀行氏の著作は以前読んだことがありその知識量や好奇心の守備範囲の広さは知っていたが、対談相手の清水克行氏も負けておらず、話は縦横無尽に広がっていく。

順番が前後してしまうが、高野氏の著作に興味を持たれた方は、まずこちらをおすすめ。

ソマリランドってどこ? そもそも高野秀行って何者? 読んだあなたを日常から遠く離れた世界へ連れて行ってくれること間違いなしの傑作本です。

次に、『世界の辺境とハードボイルド室町時代』にて言及されていたことから、手にとってみた一冊。

四分の三ほど読み終えたところだが、これもハズレなし。おおまかに言えば、言語学の本という部類になるのだろうが(実際学問的な話もでてくるが)、構えずに読んでいただきたい。ピダハンという民族とその言語の特異さ、そしてその言語を解明しようと奮闘する著者の姿には何かしら感じ入るところがあるはずだ。

以上、ジャンル的には多少偏ってしまったが、とある本の中で言及されていた気になる本を読んでみるのも読書の楽しみ。秋の夜長に読んでみては。(私自身は読書に季節はかんけーねーと思っておりますが)。

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