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金利と先物(株価)の関係について

国債(金利)の報道が多いので国債と株価の関係を簡単にまとめておく。

戦争や天災あるいは直接的または間接的にでも、経済に対して強い不安が伴うと、国債が買われ、金利が下がる。

国債が買われる = 金利が下がる

金利が下がると、株価(先物)は上がる。

金利が下がると、預貯金や債券に対する魅力が薄れて株式にマネーが流れる為です。金利が下がると企業は銀行にお金を借り易くなる。そうなると経済が発展するから株価も騰がる。(本質的には期待値で騰がっている)

金利が下がる = 株価(先物)は上がる

ざっくりまとめ

国債が買われる = 金利⇩低下 = 先物⇧上昇

国債が売られる = 金利⇧上昇 = 先物⇩下落

ちなみに・・

金利が上がってる、下がっているを客観的に見るにはどうすればいいか?どう判断すればいいのか?ですが、10年債あるいは30年債を比較します。なるべく長期債で比較するといいです。

日本の国債と米国債を比較したり、最近ではイスラエルとハマスの戦争が話題なので、イスラエル国債と米国債を比較します。ただイスラエルの方には永久債があって、米国には無いので10年債あるいは30年債を見ます。

なぜ長期債の方がいいのに10年債を見るのか?についてですが、10年債の方がベンチマークにされやすいからです。

更に詳しく見ると、今回のイスラエル政府の様に中央銀行が買い支えして(不正ではないが)操作する場合もあるので、単純に債券価格あるいは通貨状況を見て判断するのでは早計になってしまう。

政府中銀の動きまで見ていくことが重要。更に掘り下げると仮に中銀が支えたとしてその規模(レベル)が過去と比較して小規模なのか大規模なのか?つまり本気かどうかを見極めることも大事。

これは調べるにはかなり時間が掛かる場合があるので、記録を取っておくか、キャリアを積むしかない。一朝一夕で把握できるような情報ではない。

ファンダメンタル分析は日々の積み重ねなのである。

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