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売り上がり・買い下がりの危険性

どうも同級生の子供が小中学生になる中、1人寂しく膝を抱えて部屋でアニメを見ているタイガーです!

ワイは証券ディーラーという会社のお金を使って、株や先物を売買し収益を上げる仕事をしています。年間3000万円は利益をあげないとクビになってしまうので、まあぶっちゃけ、利益を上げまくっています。

税金高いんだからっていう自分でやれよっていうツッコミが多いんですけど、部屋でやってたら社会性が死ぬので今後もクビになるまでは続けるつもりです。

で、仕事中にこんなDMを貰っていました⇩

真面目な話、売り上がりはマジで止めた方がいいです。ワイも売り上がりはしますが、年に数回するかどうかだし、しても2ロットが限界で、3回、4回と分けてやることは絶対にないです。また基本的に天井を決め、そこを抜けたらロスカットします。

売り上がり/買い下がりはやめとけ

売り上がりっていのは、ナンピンのこと。上がりゆく株価の中で段階的に売りを積むことで平均取得単価を上げる狙いがある。

35000円でミニ10枚売り
34500円でミニ10枚売り
34000円でミニ10枚売り
33500円でミニ10枚売り
33000円でミニ10枚売り

これをすると、平均取得単価は34000円売りになる。元々、33000円で下がると思って売りを入れているわけだから、その人にとっては34000売りになっているわけでお得に見えるんだけど、これは愚行

売り上がりのいいところは、段階的に売りを重ねることで下げた時に一気に利益を取り込めるところにある。だけどそれは下げた場合であって、そのまま上がっていくと当然、爆損する。

では発注枚数を上の例でいくと10枚ではなく、2枚にすればええやんけと思うかもしれないけど、そこは普段の余力と相談して欲しい。まあミニ10枚1度に発注できる人が、ミニ2枚で発注したとて、それはてんで利益に満足できる話ではないけど。

平均取得単価34000円で35000円で損切りしたとしよう。1000円の損切りだけど、それまでに5回分けているから実際は5000円の損切りと同等になる。5000円の損切りは1ロットなら早々お目にかかれるものではないから、いかにハイリスク・ハイリターンであるかが分かる。そもそも先物取引自体がハイリスク・ハイリターン商品だし、レバレッジも効いてる中で、更にハイリスク・ハイリターンの手法を取るっていうのは目隠して綱渡りする様なもの。

こういうnoteやらTwitterやらで発信する側としては売り上がりや買い下がりは都合が良い。なんといっても机上の空論でいいから、下げたら勝ちなのである。ただ実際には証拠金があって、含み損で更に削れる。追証だってあるし、人によって資金量も違うし、発注枚数も違う。

発信者にとって自分主体で考えると都合が良いのだが、見ている側(参考にする人)にとってみれば超危険な運用手法。

売り上がり・買い下がりしている人は自分の実績で〇月+4,000円でした。〇月+7000円でした~みたいな風に載せていることがある。これも注意が必要で、それを得ているという背景にはそれが損失に変わっている可能性もあるということを忘れてはならない。

こう言うと、

(;´∀`)「いやいや、5000円損しても来月5000円取り返せばええやん」

と思われるかもしれない。ただ人によっては5000円損したことで資本余力が減少して次に5000円を獲得した時に損失と同じ利益を享受できるかは確実ではない。

元々ミニ10枚が限界だった人が、追証や損切り等によって発注枚数の限度数が5枚になった場合、5000円ではなく、10,000円を取り返す必要が出てくる。それに次は必ず利益を獲得できるという話でも無い。

どうしてもする場合

ただワイもしない訳じゃない。するときもあるんだけど、2ロットでセーブしている。

33500円でミニ10枚売り
33000円でミニ10枚売り
平均:33250円

みたいな感じ。これは33000円で下がると思って売りを入れたけど、自分が想定する天井が34000円だった場合で、34000円を抜けたらそこで即切る。逆指値設定してそれで閉じる。逆指値も変更しない。

逆指値発注がオススメ!

逆指値発注というのは、〇〇円まで下落したら成行(または指値)で発注するというもの。売り上がりしている人の多くは急落時に取りこぼしが無い様にするためというのが大半だけど、逆指値発注の場合、急落に乗れるわけでこっちの方が堅実であり確実。

天井・底狙いのトレードはまじで止めた方がいいとワイは思う。

原則1ロット

ワイは真逆です。

原則1ロットだけで勝負。想定とは違った形になり、数十円~数百円の含み損になったらロスカットして新たな場所を見直します。想定通りに動き、含み益となれば、その時々によるけど利益を育てたり、決済したりして保険を作っていく。その保険内で逆指値を指しながら、新たに利益を育てる。基本的にこれの繰り返しです。

これの良い所は、爆損が無いところです。大暴騰・大暴落時に逆で入っても生き残れますし、何なら反転して利益が取れることもあります。(今回の暴騰相場もそうでした。途中、売りで入ったけど、違うと思って反転買い。約2,000円の利益)

反面、悪い所は派手さが無いです。そう、爆益も無いです。

ただ、リスクとリターンは比例しています。ローリスク・ハイリターンなんてのは存在しないんですよ。特に先物取引はハイリスク・ハイリターンなので、手法は徹底的にローリスクでいくべき。

1ロットで張って、利益が出たら更に追加で1ロット追加。売り上がりではなく、売り下がり。買い下がりではなく、買い上がり。これはいいと思います。なぜなら含み益が出ている状態なのでね。

ちなみにこのやり方は著名投資家のテ〇タさんも確かこれ。前ツイートしていたので探せばあるかも。リツイートしたので消していなければ残っているはず。


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