景気後退(リセッション)の半歩手前状態!?
タイガー!!!!
いやー、熱引きましたわ。もう正直いまだから言えるけど、先週はずっと体調不良でもう死にそうでした。ハロウィンは福岡ではしゃいでたんですけど、ワイン2瓶くらい飲んでるのでそれが原因だと思うっすね・・・。
お医者さんには心当たりありませんとビール腹でどやりましたが見抜かれていたかもしれません・・。
ってことで早速⇩
先日のアメリカが出した雇用統計の結果を見てこんなツイートしたけど、割と自分の中では伸びたので記事にするお!
なにがやばいかっていうと、これをみてくれよ!
って思うやろ?実はそうじゃないんだ・・・。失業率ってのは1ヵ月の単体で見る指標じゃなくて、大事なのは直近3ヵ月なんやで。直近3ヵ月の平均失業率が3.9%を超えるかどうかでリセッションが決まるといっても過言じゃない。
11月に発表された10月の失業率は3.9%だったけど、8月と9月の失業率は3.8%だったのだ。平均3.83%でギリギリ、本当にギリギリ3.90%を手前に付けていて、リセッションの半歩手前状態と言える。
Sahm Rule Recession Indicator
アメリカにはサームルールという指標がある。これ日本語でググっても全然記事が出てこないけど、英語でググると割と出てくる。つまりアメリカの指標なんだけど、(そりゃそうだって感じだけど)
Sahm Ruleってのは元FRBでエコノミストをしていたClaudia Sahm(クラウディア・サーム)っていう、おば・・・お姉さまが発明したオリジナル指標でリセッションの合図を算出する方法
興味ないと思うけど、この人がサームおばs・・お姉さん
リセッションするかどうかの合図?そんなんテキトーだろ!!( ^)o(^ )
って思う人も多いと思うんですけど、実はこのサームルールは勝率100%なんすよ。過去のリセッション全てサームルールが適用されているので、失業率の直近3ヵ月平均が3.9%だと、ほぼ確実にリセッションするということに。
今までが100%だっただけで、今後も3.9%超で必ずリセッションになるという訳では無いけど、警戒した方が賢明であることは間違いないと思う。
だからこそ、今回出た失業率3.9%ってのはみんな楽観視しているけど結構やばい。だって11月と12月の失業率が3.9%以上だとサームルールが発動するし、11月(来月)の失業率が4.0%以上だとその時点で適用される。
だからほんとにリセッションのギリギリ半歩手前状態だと言える。
もうちょっと見てみようか
そもそも失業率って何なん?
毎月アメリカの労働省が雇用統計っていうのを公表しているんだけど、雇用側から見たアメリカの経済状況が見れる大事な指標。いや、めっちゃ大事な指標。
雇用統計には、色々載ってるんだけど、ワイが特に見ているのはNFPと失業率。これの直近3ヵ月が大事ってのはもう分かると思うけど、今回もう1つやばいなと思ったことがあって、それはアメリカも日本と同じで会社の業績や自国の経済が悪化してもなるべく雇用は守ろうとすること。
よくアメリカはすぐに解雇するって言うけど、あれは結構にわかで、経営者は直ぐに解雇したりはしない。なるべく抱えようとする。(まあ、アメリカで働いたことは愚か、行ったこともないがな!!)
つまり失業率が上がってるっていうことは経営者が避けてきたレイオフ(解雇)が仕方なく増えているような背景を感じさせる。
UAWのストライキ分を考慮しても今回の失業率増加は結構深刻だと思う。UAWはもう労働者と企業との間で合意されているので今後は改善に向かうとは思うが、何かの拍子で白紙に戻ったり、他が足を引っ張ると早くも来月にはリセッション入りする合図が発動されるのではないかと思う。
今回の雇用統計では、雇用者数の増加が縮小されたこともそうだけど、賃金の上昇も緩やかになり、働く時間も減った。これは明らかな所得減だし、当然、消費行動も控える人が増加するだろうから今後の経済指標に悪影響を及ぼす可能性は高い。
参考文献
US Jobs Report October 2023: 150,000 Hired as Unemployment Rate Hits 3.9% - Bloomberg
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