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新米ジャニオタが思うこと〜なぜ私がジャニーズにハマったのか

ジャニーさんによる
過去の非社会的な行動が
今の「ジャニーズ」を苦しめている。

もう「ジャニーズ」ではなくなったが、
なんて言ったらいいかわからないし
ここは個人のブログみたいなものなので、
ここでは「ジャニーズ」と呼ばせてもらう。

私にとってジャニーズとは、
ちょっと前まで、
興味も関心もない人たちだった。

しかし、あるきっかけで魅力に気付き、
今、ジャニーズ事務所に所属する
あるアイドルを応援している。

そんなジャニーズが、ピンチだ。

ジャニーさんの批判はあっていい。
だが、事務所に所属するアイドルまでも
批判の的になっている気がする。

確かに同族経営だし、
組織ぐるみの隠蔽があったと
思われてもしょうがないかもしれない。

けど、ジュリーさんが言うように
彼らが輝いているのは
彼ら自身の努力があったからだと思うし、
その努力に嘘はないと思う。

だからこそ、
タレントが罪を被るようなことは
してほしくないと思う。

この現状だからこそ、
「なぜ彼らを応援するのか」という
オタクの気持ちを
吐き出しておきたい気持ちになった。

なぜ彼らの商売は成立するのか。
なぜ彼らに魅力を感じる人間がたくさんいるのか。

私は、オタクだ。
ジャニーズを応援するオタクだ。

その視点からのジャニーズについて語りたいと思う。
散文となるのは
初めから謝っておく。

1.「ジャニオタ」の始まり

私は、社会人4年目だ。
地方のあるところで働く公務員である。

私たちの世代は俗に言う「コロナ世代」。
2020年のあの混沌とした世の中へと
丸腰で挑んだ世代である。

私もそのうちの1人だった。

何も武器もない、
コロナ時代を生き抜く術もない。
私にとって社会人になると言うのは、
生きる意味を失うのと同等のレベルで
非常に絶望的なことだった。

平日のマクドナルド、
いつでも会える友達、
愚痴を聞いてくれる教授、
夢を語り時間をかけるほど汗をかくジョッキ。

それが当たり前だった学生時代から
どんどん遠ざかっていく感覚が、
ずっと抜けないまま、
友達ともなかなか会えない日々が続いた。

社会人2年目の秋を迎えた頃、
デビューしたジャニーズグループがいる。

「なにわ男子」だ。

私は5歳の頃からめざましテレビ派だったから、
よくテレビに出てくるジャニーズだなとしか思ってなかった。
デビュー組とJr.の違いも知らないまま、
露出の増えたなにわ男子を
ぼーっと見ていた。

しかし、
ある日を境に、
私はなにわ男子にどっぷりとハマってしまうのである。

それは、「大橋和也の歌」である。

私は歌うことが好きだ。
大学時代はバンドでボーカルをやるくらいには好きだ。
それと同時に声フェチだ。
いい声はずっと聞きたいし、
逆に苦手なボーカルだと、曲がよくても聴けなくなってしまう。

そんな私は、YouTubeで偶然、
「Time view」を歌う大橋くんの歌声を耳にする。
大橋くんの歌声は
他のどのアイドルとも違う、
ずっと聞いていたい、
「アイドル」の枠を超えて、
大好きだな、ずっと聞いていたいなって
思わせてくれるものだった。

そんな大橋くんの魅力に気づいたあの日から、
得意のサーチ力を活かして、
「なにわ男子」について調べ始めた。

関西Jr.の出身なんだ、
7人組なんだ、
Jr.がCDデビューすることで「デビュー組」って呼ばれるんだ、
最年長は丈一郎くんで私より2つ年上なんだ、
大橋くん、同い年だしダンスも上手なんだ、
大西流星くん、かわいくて毒舌だな、
道枝くん、大型犬みたいだな、
高橋くん他の子とはタイプが違うな、
西畑くん、SixTONESに似てる人いるよな、
長尾くん、ようやく顔覚えたな、

なんて、
あいまいなところから、
しれば知るほど、彼らの魅力を掘り下げることができて、
気付けば、

ライブDVDを買ったり、
アルバムを予約したり、
ギターを引っ張り出して「ダイヤモンドスマイル」を弾き語ったり、
ファンクラブに入ったり、
YouTubeを見漁ったり、
ツアーのグッズを購入したり、
アクスタや生写真を購入したり、
ブログの会員になったり、

俗にいう「ジャニオタ」になっていました。

2.アイドルを応援するということ

私は小さい頃からアイドルが好きだ。

きっかけは「モーニング娘。」の加護ちゃん。
次に(時代がすっとんで)「乃木坂46」の星野みなみちゃん。

でも、ここまでお金を使って応援したことはなかった。

社会人になってからオタクになったということもあると思う。
しかし、ジャニーズはお金を使わせるのが上手いなと思う。

グッズも「受注販売」という、
その機会を逃したら買えない、
だけどその期間に応募すれば必ず買える形態での販売が多かったり、
CDもタイプ別で特典やカップリングが異なっていたりして、
全部集めたくなっちゃう。
グッズもそんなに高くないし、
雑誌はとてもビジュアルが好みのものばかり。
ライブのチケットも8,800円と1万円いかないから、
当たったら行きたいと思わせてくれる。(なかなか当たらないけど)

けど、テレビやYouTubeなど、
お金を使わなくとも、彼らの活躍を目にする機会も多く、
「このテレビがあるから今日頑張ろう」とか、
「火曜日だ、YouTubeだ」と胸を躍らせたりとか、
なにわ男子のおかげでたくさんの楽しみが生まれている。
いつでも私の家の録画はなにわ男子でいっぱいだ。

「お金を使うこと」で彼らを直接応援できるという感覚。
そして、「お金を使わなくとも」彼らから幸せを享受することができるという喜び。

しかし、「お金を使う人」がいなければ、
彼らの数字的な人気を維持することはできないし、
「お金を使う人」になることで、
彼らの人気を維持させることができる側の人になった気になる。

アイドルの応援とは、いかに「自己満足」か。
これを自覚していなければオタクは務まらないと思う。

アイドルの応援は「自己満足」の世界なので、
気に入った動画は何度でも見て、
好きなビジュアルの雑誌は何度でも見て、
インタビューも何度でも読み込んで、
自分の満足するまで繰り返し繰り返し浸透させる。
また、新しい情報が解禁されたら、
その日を楽しみにしたり、
新曲を踊れるようになるまで聴き込む。

満足するまで、応援する。
その活躍を目に焼き付ける。
この「自己満足」を繰り返している。
それがアイドルを応援するということだ。

また、彼らの姿から学び、自己投影するという
「自己満足」もある。

大橋くんのような「あいさつ」を心がけよう。
丈くんみたいに、好きなものをきらきらした目で
話すことができたらいいな。
西畑くんみたいに、「仕事の顔」をしっかりもって仕事しよう。
りゅちぇが「一緒に頑張ろう」って言ってくれてるから、
月曜日、私も頑張ろう。
長尾くんみたいに一本筋通せる人になろう。
恭平みたいに、自分らしさを出せるようになろう。
みっちーみたいにまっすぐな思いを持ち続ける人になりたい。

彼らの姿が、へなちょこな自分を奮い立たせてくれる。

しかしこれは、アイドルの人柄を知る機会がないとできない。

その点ジャニーズは、
ライブのMCやYouTube、テレビ、雑誌といった多くの媒体で
彼らからの言葉を聞くことができ、
人柄に触れたような気になることができる。
たとえそれが、実際の彼らの人柄とは異なっていてもいい。
自分から見える「アイドル」としての姿を尊敬できていられればそれでいい。

ジャニーズを応援したいと思うのは、
顔がいいとかパフォーマンス云々だけではなく、
彼らのアイドルとしての人柄や言葉に触れて、
「この人たちを好きだな」と
心から思うことができるからである。

以上のように、
「純粋に彼らを応援したい」という気持ち、
そして、
「彼らの姿から学び、生活に投影する」という気持ち、
この両輪をずっとずっと回し続けることで
アイドルを応援できている。

3.今後のジャニーズへの想い

私は「Aぇ!group」も好きだ。

笑いにもパフォーマンスにも泥臭く向き合う彼らの姿が
大好きだ。

そんな彼らは、まだCDデビューしていない。
まだ世に出きっていない。

そんなJr.をゴロゴロ抱えるジャニーズ事務所が
今、転換期を迎えようとしている。

末澤誠也は言った。
「ジャニーズでしかエンターテインメントをする気はない」と。

彼らの夢を叶えるためには、ジャニーズらしさを残したまま、
風通しの良い会社に生まれ変わることが急がれる。

なにわ男子が国民的アイドルになる姿も、
Aぇ!groupがデビューしていろんな媒体で活躍している姿もみたい。

自分のつまんない人生に、夢をもたせてくれた彼らを
ずっと応援し続けたい。

オタクとしての願いはただそれだけだ。

彼らがいっぱい届けてくれた笑顔が、
見せてくれた夢が、
たくさんの人に届いていることを
彼らが実感し続けられる世の中になってほしい。

それは、ジャニーズだけじゃなくて他のアイドルもおんなじだ。

日本のアイドル文化を支える一端を担うのは、
オタクである。

「ジャニオタ」じゃなくなってしまうが、
「〇〇オタ」になっても、
見続けたい笑顔がそこにある限り、応援し続ける。

そして、私の人生のための応援歌を歌い続けてもらおうと思う。

まあ、これは、
紛れもない「自己満足」だが。

がんばれ!ジャニーズ!










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