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【~野球界の未来へつなぐ~】中学3年生対象の「自主トレ1日体験ワークショップ」を初開催!

ー「息子のプロ野球選手という夢が、目標に変わった瞬間でした。」ー

1月14日に開催した「自主トレ1日体験ワークショップ」(以下「本イベント」)に参加した選手の保護者から、このような声を聞くことができ、とてもよかったです。


静岡県の野球振興活動の一環として

今回、私がメンバーの一員として活動する一般社団法人「Baseball Labo SHIZUOKA」のご協力を頂き、本イベントを開催しました。

長年、アスレティックトレーナーとしてプロ野球選手たちの自主トレをサポートしてきた立場として、彼らの技術力や練習への取り組み方、考え方を学生アスリートに伝える機会を作りたいと考えていました。

複数のプロ野球選手たちが静岡市内に集まり、1月の自主トレを合同で行う機会を野球振興につなげられないか、と考えたことが本イベントを開催する大きなきっかけです。

目標に向かって努力を積み重ねるきっかけに

本イベントに参加した中学生は、現時点で高いレベルで野球に取り組む中学3年生です。

今年の4月からそれぞれの進学先の高校で活躍するだけではなく、上のレベルを目指して、高い意識や目標を持って野球に打ち込んでほしいという想いがありました。

実際にプロ野球選手たちが行う自主トレを1日体験することで、プロ野球選手たちのすごさを肌で感じ、目標に向かって努力を積み重ねる大きなきっかけになるのではないかと考えました。

また一アスレティックトレーナーとしても、けがを未然に防ぐこと自ら進んでコンディショニングを実施する重要性をもっと啓蒙したいという想いがあり、それも本イベントを開催した理由の1つです。

私が野球に打ち込んでいた学生時代は、プロ野球選手たちと一緒に練習する機会やけがを予防するために必要なコンディショニング方法を誰かに教えてもらうことは全くありませんでした。

近くの本屋さんに行って、参考書で練習方法を読んだり、トレーニング方法を学んだりして、いつも試行錯誤していた記憶があります。

過去の自分自身が苦労したり、試行錯誤したりした経験を踏まえて、プロアスリートが実践するトレーニングメソッドを学生アスリートたちに共有して、安心して競技に打ち込める環境を作りたいと考えています!

プロ野球選手たちの迫力ある動きに釘付け!

本イベントでは、

・朝のコンディショニング(45分)
・ウォーミングアップ
・キャッチボール
・3グループに分けれたグループ練習(※投手)
(トレーニング、投手フィールディング、内野ノック)
※捕手と内野手グループは、別のメニューで練習を実施。

をそれぞれ行い、実際にプロ野球選手たちが行う自主トレを体験してもらいました。

力感のないフォームで軽々と60m以上の距離を投げるプロ野球選手たちの姿を見て、

「これがプロのキャッチボールなんだ。」

と、口にした中学生がとても印象的でした。

「僕はフォームが安定しなくて、コントロールが悪いんですけど、プロの選手たちは、キャッチボールでもあまりぶれないというか。まとまったところに投げられているので、それがすごいな、と思います。」

と話しており、プロ野球選手たちのキャッチボールを見て、とても刺激をもらった様子でした。

実際に自分の目の前でプロ野球選手たちがボールを投げて、そのすごさを色々な角度から感じられた経験が、必ず、次に活きます。

それぞれの選手たちが、その経験をさらなる技術向上に役立ててもらえると、うれしいです!

心に突き刺さった、プロ野球選手たちの言葉

すべてのメニューが終わった後は、見学に来られていた保護者の方々も交えて、中学生たちとプロ野球選手たちとの座談会を開催しました。

「上には上がいる。日本全国には自分よりうまい選手、能力が高い選手がいっぱいいることを忘れずに。」

野球選手としての心得をこのように説いた阪神タイガース・岩崎選手。

1つ1つの言葉を真剣に聞き入る中学生たちの姿を見て、今後の成長がとても楽しみになりました。

また、日頃、選手たちを家庭でサポートする保護者の方々も、プロ野球選手たちが発する言葉をうなずきながら聞いていました。

「現役のトップ選手たちから直接、いろんなお話を聞けたことが何よりでした。」

「岩崎選手が”毎日何か1つでもいいから、続けることが重要”と話してくださって、その言葉が息子の胸にとても響いたようです。あれから、ストレッチや素振りを毎日欠かさず、行うようになりました。」

などの声を、保護者の方から聞くことができました。

そのような声を聞けたことがとてもうれしかったですし、このイベントを通して得た経験や刺激をきっかけに、すぐ行動に移してくれたことが本当に素晴らしいと感じます。

岩崎選手が伝えたように、その取り組みを”継続させる”ことが何よりも大事です。

自らが進んで物事に取り組む重要性を改めて学ばせてもらいました。

おわりに

アスレティックトレーナーとしてサポートするスポーツ現場を、このような野球振興活動につなげられたことが本当によかったです。

野球を通して、素晴らしいご縁をいただき、大きく成長させてもらったので、今後も色々な形で恩返しできるように精進します!

本イベントでの反省や課題をしっかり見つめ直して、さらにより良いイベントとして来年もぜひ開催できれば、と思います。

一般社団法人「Baseball Labo SHIZUOKA」やプロ野球選手たち、選手保護者の方々、その他関係各所の皆さんからのご協力を頂き、無事に本イベントを開催できたことを改めて感謝申し上げます。

お知らせ

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