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明晰夢―夢見の技法 書籍レビュー


今回の書籍はスタンフォード大学で明晰夢を研究しているスティーヴン ラバージさんの本になります。

非常に高価な本ですが、この本は個人的には好きです。明晰夢の起源から始まって、明晰夢中に脳がどんな反応を示しているかなど科学的に検証しています。

ですが、翻訳本なので非常に読みにくいです。独特な言い回しがあってわずらわしく感じる部分があります。

さて、本題です。この本に書かれている明晰夢を見る方法はMILDという方法になります。まず一度寝て起きます。そして、もう一度寝ます。そのタイムングが重要です。睡眠のレム期に寝ることが重要です。寝てすぐに夢の中でこれは夢だと気づくことによって明晰夢にもっていきます。

このMILDを詳しく解説している本になります。MILDを習得したい人には持ってこいです。

前述の技法によって得られる結果に影響を与えそうな重要な要因はタイミングである。睡眠サイクルが始まるときに明晰夢の状態に入ろうとするよりも、深夜や明け方に、特にすでに一つの夢から目覚めた後に試みる方がずっとうまくいくだろう。…
対照的に深夜、レム期から目覚めたときにこうした方法を実践すればレム睡眠に戻るので、多くの場合は長く熟した明晰夢を見ることができる。…

明晰夢 夢見の技法 P165からの引用

MILDに興味がない人にとっても、明晰夢についてヒント集として手元に置いてもらいたい本です。学術書なので、非常に役に立ちます。ほんとは洋書を直接読んだ方がいいかもしれませんが、時間がかかりすぎるうえに訳が正しいかどうかもわからないので、私はこの本で我慢しています。



何度も読みすぎて、ボロボロになっています。


最近の明晰夢の見方についてはStephen LaBerge(スティーヴンランバージ)さん最初に考案したMILDとWILDが元祖でそこからいろいろと派生していったものになります。だからこそ、パイオニアのスティーヴン・ランバージさんの本は明晰夢に興味がある人全員に買っておいて欲しい本になります。


追記
WILD(二度寝で直接明晰夢にダイブ)についてはこちらの記事の本が安くて詳しいです。参考にしてみてください。


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