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事業計画は誰のため?

おはようございます。


新年度になって独立や開業などが増える時期となっているところ、独立・開業・新事業をする時に事業計画を作っていますか?

  • 開業準備で時間がない

  • 書き方が分からない

  • 事業計画を作成して意味があるのか分からない

といったような理由で事業計画を作っていない方も多いと思われるんですが、今回は事業計画は誰のためのものか?ということについてお届けしていきます。

事業計画を作らないリスク

  • 事業計画を作っても、その通りに進むことはほぼないから意味がない

  • ノープランで事業を始めても出てきた課題をその都度解決していけば良いのでは?


といった理由で事業計画を作っていない場合、気づかないうちに、かなりのリスクを負うことになるかもしれません。


どうしてか?


事業を継続していくためには、PDCAサイクルをグルグル回していく必要がありますよね。軌道修正をしながら、理想とする生活や日々を過ごしていくために経営状況を改善していく。


ところが、軌道修正は自分が進む道があるから出来る話です。


進む方向が分からないと、そもそもどこに向かっているのか分からない状態なので軌道修正をすることが出来ません。


あるいは、向かっている方向が間違っていると分かったら、方向を変えて進めば良いというのも、進む方向が分かっているからこそ出来ることです。


どちらにせよ、基準がないと具体的に比較をすることが出来ないので、PDCAサイクルを回していけないという問題に陥るわけです。


そして、その基準となるのが「事業計画書」であり、事業計画書を作成していないと、事業を開始して上手くいかなかった時に"どうしていこうか・・・→とりあえず頑張ろう!"みたいな根性論になってしまう可能性が高くなります。


資金や健康といったリソースをゴリゴリ削りながら。


なので、計画の通りに進まないとしても事業計画書を作成する意味はあります。自社の健全な成長のために。


また、事業計画を先に作ってから事業をスタートすると「リスク軽減」が出来る可能性が高いです。


というのも、事業計画を立てて、起きうるトラブルやリスクと得られる利益などを比較検討して上手くいきそうであれば実行し、"ちょっとヤバそう・・・"と思う内容なのであれば保留、問題がありそうな箇所を改善してからスタートということも出来ます。


一方、ノープランで事業をスタートすると、起きた問題は迅速に対応することを求められるので、基本的に「一旦保留」というような選択権はほとんどありません。


時間のない中で選ぶ選択は、ミスが起きる可能性が多いので経営上のリスクも大きい。


これらのことから、事業計画を立てると、選択の機会が得られるのでリスク軽減につながっていくわけです。

誰のためのもの?


事業計画を作る目的の多くは、「補助金を得るため」「融資を得るため」といった資金調達の目的で第三者のために作るというのがほとんどかと思います。


ですが、事業計画書には方針共有課題明確化といった経営リスク軽減の目的などもあるので、究極的には自分のために作るものだと個人的には思います。


経営リスクを軽減して、事業継続のためのPDCAサイクルを回していく...そんなきっかけとして事業計画書を作成してみてはいかがでしょうか?


ということで、今回はここまで。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。
今日の話があなたの役に立てば嬉しいです。
それでは、また次回の投稿でもお会いしましょう!

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